Duchamp Code
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マルセル・デュシャン
パリの空気
 
 
デュシャンと『老子』


無の用
 
同謂之玄
 
交互循環
 
為道日損
 
 
デュシャン・コード

 
石川虚舟/作品集
 
 
 
 有生於無 
  
 
反者、道之動、弱者、道之用、
天下萬物生於有、有生於無。
 
反(かえ)る者は、道の動なり。弱き者は、道の用なり。
天下の万物は有より生じ、有は無より生ず。

『老子』第40章

デュシャンはパリにかえる。
名ある”パリの空気”は、芸術の母でもある。
 
 
無名、天地之母、有名、万物之母、
 
名無きは、天地の始めにして、
名あるは、万物の母なり。

『老子』第1章
 
アンプルのラベルに、
Sérum physiologique (人工血清)とある。
アンプル内の”液”から”気”への変化は、
錬精化気 を表象する。
 


三関
 
 
 
 

マルセル・デュシャン
《 パリの空気 ( 50cc of Paris Air ) 》
1919