野草と野菜
(卓効のある野草と健康野菜)


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33  ケール(健康増進と病後の回復に)
 ケールはキャベツと同じアブラナ科で、南ヨーロッパの原産。キャベツと違って葉が巻きません。わが国では栽培量が多いとはいえませんが、アルカリ度抜群で、青汁の王様といえる食品です。
〔効用〕
 ハウザー食で知られるハウザー博士の野菜ジュースでも、中心になるのはこのケールです。栄養的にも、ほうれんそうより優秀といえるぐらいで、カルシウムとビタミンAも豊富です。
 ぜんそく、胃弱、気管支炎、リュウマチ、腎臓病、皮膚炎、痔、肥厚性鼻炎、蓄膿症、十二指腸潰瘍、糖尿病、高血圧などで悩んでいる人にケールを絞った青汁をおすすめしたいものです。
〈用い方〉
 ケールは何といっても青汁にすることが一番ですが、サラダなどにして食べてもよいし、漬物にもできます。
 
【ケールの青汁の作り方】
〈材料〉ケール400グラム
〈作り方〉水でよく洗ってから、葉を手でもんで、すり鉢に入れ、丁寧にすります。これを二重のガーゼに包んで絞ったものが青汁です。
 ミキサーがあれば、すり鉢の代わりに使ってください。この場合はケールの葉を小さくちぎってミキサーに入れるようにします。ジューサーを使うときは、葉を巻いて、そのまま入れればよいでしょう。
〔注意〕
 便が柔らかくて、回数の多い人や入浴するとげっそりして疲れる人、月経不順で量の少ない人、肌が荒れて、つやのない人には、ケールはおすすめできません。