お米の取り扱い方法


お米の保管

 お米は、精米した瞬間から酸化が始まり、徐々にお米本来の味が落ちていきます。

 お米の酸化を防ぎ、新鮮さを保つためには、密閉された容器に保管するのが最適です。できれば外側から中の様子が見える透明な容器がおすすめです。

 お米の保管に最も適しているのは冷蔵庫の野菜室です。入れられない場合には冷蔵庫の空いているところでも構いません。

 冷蔵庫内に空きがない場合には、納戸内などできるだけ温度変化が少ない冷暗所で保管すると鮮度が落ちにくくなります。


お米の炊き方

 お米をおいしく炊くコツは、研ぎ方から始まって浸し方、水加減、火加減、むらし、炊き終わった後のほぐし方です。

 浸し方、水加減、火加減、むらしは炊飯器で自動でやってくれるものも多いので、まずは研ぎ方について説明します。

 お米を研ぐ時には、ボウルがおすすめです。ザルで研ぐとお米が割れたり削れるのでおすすめしません。また、炊飯器の内釜で研ぐと内釜が傷つく場合もあるのでおすすめしません。

 まず、すすぎはお米全体が浸るぐらいに水を入れて、軽くかきまぜて水を捨ててください。すすぎは2回程度行ってください。

 次にすすぎ終わったお米を研いでいきます。手をソフトボールを握るように指を少し曲げて20回程度シャカシャカと満遍なくかき混ぜてください。

 かき混ぜ終わったら水を足し、研ぎ汁を捨てます。お米が浸るまで水を入れて多少白く濁っている程度で研ぎ終わりです。

 水が白くなく無色透明になっている場合は研ぎすぎです。

 炊飯後には、すぐに炊飯器を開けて蒸気や余計な水分を飛ばしてください。次にしゃもじでご飯の粒を出来るだけ潰さないようにふっくらとほぐしてください。

 


ごはんの保存

 ごはんをおいしくいただくには炊きたてが一番ですが、食べきれないなどで保存することも多いかと思います。

 炊飯器での保温は、約6時間後までに消費する場合のみにしてください。これ以上時間がたつとごはんが黄色く変色し味も落ちてしまいます。

 最も良いのは冷凍保存です。炊きたてのごはんを出来るだけ早くラップなどで包み冷凍で保存してやると1ヶ月程度もちます。

 冷凍する時は解凍する時のことも考えて一食ずつ小分けにして冷凍するといいでしょう。