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住所氏名変更の有無の確認方法
あなたの住所や氏名が登記簿上、現在の住所・氏名と異なっている場合、抵当権抹消登記の前提として、住所氏名の変更登記が必要です。この登記は抵当権抹消登記と一緒に法務局に申請しますので、手続き完了までの期間は住所氏名の変更の有無で変わりません。
「どうやって住所変更の有無を確認するの？」というご質問を多くいただきますので、あなたのお手持ちの書類でできる簡易的な判断方法をご説明します。
まず、もっとも確実な方法は、直近の不動産の登記簿謄本を確認することです。ここには所有者としてあなたの住所氏名が記載されており、この住所氏名が従前のままであれば住所氏名の変更登記が必要と判断できます。当事務所もご依頼後に不動産の登記簿謄本を取得し、この方法で確認してから申請手続きの確定をしております。
ただ、多くの場合、直近の不動産の登記簿謄本はお持ちではなく、登記簿謄本があったとしてもローンお借入れ当時のものでしょう。そこで簡易的な判断方法です。金融機関から返却された「抵当権設定契約書」があなたのお手元にあると思います。この書類の「抵当権設定者欄」を確認します。この欄のあなたが記入した住所氏名が従前のもので、かつ、その後に何らかの登記手続きをした記憶がなければ、住所氏名の変更登記が必要と簡易的に判断してください。
なお、不動産をご夫婦や親子で共有されている場合や、土地は親所有、建物が子の所有という場合は「抵当権設定者欄」には両名が記入していると思いますが、両名について住所氏名変更の有無を確認してください。
