ΔLOOP5の概要

最終更新日: 2004年7月19日

2004年4月1日に回路図が完成し、4月2日に製作完了という状況です。第4号機(名前はΔLOOP5)については、このページにて随時UPしてまいります。今回の第4号機は先日から評価していたActiveBOXとΔLOOP3のコンビネーションが抜群に良いため、今までのΔLOOP3までのパッシブ同調型の路線から、アクティブ同調型の方式に変更をし、より感度を向上させてみました。
全てのシステムはΔLOOP3に回路変更を加えた形となっており、ΔLOOP3からは容易に移行できるようにしております。

第3号機ΔLOOP3では、120mb付近の感度や60mbの弱い局に対する感度がもう少し欲しいと言う場面も多くあり、それを解消する目的でまず「ActiveBOX」を製作してみました。
その結果は、「最近の受信LOG」にあるように、「A−DL3」というActiveBOX+ΔLOOP3と言う構成が結構良いようです。そこで、ΔLOOP3をアクティブ化してアンプを入れ込みΔLOOP5としました。

2004年7月18日、通信型受信機と相性が良いように、チューニングBOXのゲイン調整が出来るよう、ゲイン調整ボリュームを追加しました。これにより、今までΔLOOP5はポータブルラジオには相性が良かったのですが、通信型受信機にもお使いいただけるようになったと思います。詳細については、「ΔLOOP5の詳細」のページをご覧ください。

1.全景 (ΔLOOP3と一緒です)
    


2.このアンテナの特徴
ΔLOOP5のコンセプトは、「受信感度の更なる向上」です。

取り組み内容は:
(1)ΔLOOP3でインピーダンス変換に用いていたFETを使い、アンプを構成しゲインを上げました。
(2)ΔLOOP3では、同軸ケーブルにバリキャップの同調電圧を重畳し、電源を別ケーブルで送っていましたが、発振防止のためにΔLOOP5では同軸ケーブルに電源電圧(9V)を、別のケーブルでバリキャップ用の同調電圧を送るように変更しました。
(3)お使いの環境に合わせられるように、アンプのゲインを調整できるようにしました。

あとの、仕様はΔLOOP3と全く同じです。

ΔLOOP5の周波数カバー範囲を示しますと:

ループアンテナ部のターン数
受信周波数範囲
対応放送バンド
1Turnのみ
2050kHz〜9950kHz
120mb, 90mb, 75mb, 60mb, 
49mb, 41mb, 31mb

であり、ΔLOOP3と全く同じとなります。


3.ΔLOOP3との比較
感度がとても向上しています。真昼間でも3925kHzのラジオ短波がSメーター振り切れで入ります。
気になるノイズの増加ですが、ActiveBOXと同様に増加は軽微です。それよりゲインUPの効果が大きいです。


4.使い方
(1)アンテナのケーブル、チューニングBOX、コントロールBOXを全部接続します。
(2)コントロールボックスの電源を入れます。
(3)受信機を受信したい放送局の周波数に合わせます。
(4)コントロールボックスのボリュームのつまみを回し同調を取ります。一番信号が強力になるところに合わせます。Sメーターがない受信機の場合は、聞きたい局付近の無信号の周波数に合わせつまみを回し雑音が一番大きく聞こえるところに合わせます。


5.今後の予定
 (1)製作方法をこのページに公開したいと思っています。(御要望があれば…)
 (2)このアンテナを用いたDX局受信への挑戦!

このΔLOOP5の詳細情報のページについては、こちらからどうぞ!


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