御同朋の社会を目指して!


「tomo」のつぶやき
                                    
 
 このページでは私tomoの怒りや愚痴、疑問などを日記形式で書いていきたいと思っていま
す。「日記」というぐらいだから、目標は毎日だけど、どうなることやら・・・


05年4月9日(土) 「米軍のお手伝い」

 4/9の記事に 「周辺事態で米軍優先の空港・港湾指定」とあった。あまりにも 淡々と述べられていたけど、ホンマにそれでいいの??
 アメリカと日本周辺の国とが戦争になったら、日本の民間人がお手伝いをさせら れるってことじゃないの、これって・・・それとも考えすぎ?
 最近、あまりにもマスコミも私たち国民も「冷静過ぎて」、自分の考えのほうが間 違っているの?神経質になりすぎているの?ってふと弱気になることがある。

05年4月7日(木) 「戦争の準備」

 今回の教科書検定で明らかになったのは、「アジアに対する日本の加害責任を ぼかそうとするのと同じ構造で」、日本軍による沖縄住民虐殺の記述が大幅に削 減されているということだそうだ(4/6)。
 沖縄国際大学の石原昌家教授(平和学)によると、その背景には今各地で進め られている有事法制・国民保護法の整備と関係があるらしい。
 歴史教科書問題と有事法制・国民保護法整備の問題が少しずつ繋がってきたよ うな気がする。

05年4月6日(水) 「自虐史観とは」

 歴史教科書検定が行われたらしい。それによると、「慰安婦」(4/5)や「沖縄戦」 4/6)の記述が相当数減ってしまったとのこと。それに対して某大臣は「バランスが とれている」と評価するは(4/6)、「自虐史観」の記述が減ってきたと喜んでいる人 たちもいるらしい。
 でも、なぜ事実をありのままに認めようとしないのだろうか?たとえどんなに自分 にとって不利な事実でも、それを誤魔化さずに受け入れよというのが、仏教の説く 「如実知見」であり、浄土真宗の「悪人正機」の教えにつながるんだと思う。
 もっと、仏教界や浄土真宗の教団の中から意見が出てきてもいいのではないか と思う。よくわからないけど、それが「信心の社会性」、「現在社会の中のお念仏の 教え」、「近代教学の構築」というものではないのかな・・?「先生!」頑張って!!

05年4月5日(火) 「長期戦」

 自民党の新憲法要綱の全容が公表された。内容についてはこれまで見てきた通 り。
 朝日新聞の社説などを読んでいると、今回の内容に対しては、自民党内にも意 見の相違があるみたいだし、このままでは民主党や公明党の合意は絶対に得ら れないだろうと、落ち着いた見方をしている。
 しかし、自民党もそんなに馬鹿ではない。そんなことはよく分かっているのだと思 う。おそらく、これから時間をかけてでも、今回発表した要綱を国民の間に浸透さ せ、改正を目指してくるのだと思う。
 4年、5年といった長い戦いになるんだろうな・・・。コツコツ仲間を増やしていくしか ないか・・

05年4月4日(月) 「常任理事国の資格」

 日本が国連の常任理事国入りを目指して、活発に動いていると聞く。
 しかし、「周辺国の信頼を受けられず、歴史も反省できない国(4/1)」、他人の弱 みに付け込んで金で票を買おうとする国(4/3)が、「国際社会の指導的役割を果た すことには限界がある」と私も思う。
 常任理事国になることで、自衛隊による武力行使、「国際貢献」に対する国民の 合意に拍車をかけたいとも考えているんだろうし。

05年4月3日(日) 「コツコツ一歩一歩」

 自民党の新憲法要綱の全容が固まったとのこと(4/2)。
 自衛のため「自衛軍」の保持。集団的自衛権の行使の容認(安全保障基本法で 規定)。「表現の自由」の制限。国防、社会的費用負担などの「責務」の新設。政教 分離原則の緩和。戦没者慰霊など社会的儀礼の範囲で国や自治体の宗教行事 を認める。これまで自民党の暴走を阻止してきた規定をすべて改正しようとしてい る。
 「あなた」はこのような憲法をもった国を自分の子どもや孫に残したいです か?・・・コツコツ一歩一歩、自民党案の危険性を一人でも多くの人に知らせていこ う!!それしかない・・・

05年4月2日(土) 「私たち大人が何を伝えるのか」

 4/1の記事に、呉市が新たに開館した大和ミュージアムのPRをしているとあっ た。
 戦艦大和はアニメにもなり子どもたちの間でも人気があるのだろうけど、忘れて ならないのは「戦艦大和」は人を殺すための道具だったということだと思う。
 テレビやプラモデルの戦車や戦闘機を見て「格好いい」と思う子どもたちが多いと 思うけど、その格好いい飛行機や戦車によって何が行われるのか、どれだけたくさ んの人が殺され傷つくのか、それをちゃんと伝えるミュージアムであって欲しい。

05年4月1日(金) 「水戸黄門の印籠」

 3/31の記事に従軍「慰安婦」に関する文科政務官のコメントが載っていた。内容 に関しては改めて批判する気にもなれない。
 でも、どうしても気になる言葉がある。それは、私たちが従軍「慰安婦」問題や 「日の丸・君が代」問題などに取り組んでいると必ず出てくるのが、「あいつらは、マ ルクス・レーニン主義者だ!」っていう言葉。自分たちにとって都合の悪いことを発 言する者に対して、水戸黄門の印籠みたいに必ず出てくる。そして、それを聞いた 普通の人たちも「あいつらは悪いやつらなんだ」となぜか納得してしまう。
 私もこの取り組みを始めてから数人の人から訊かれた。「あなたは共産党か?」 って。それも保守の人たちからではなく、同じように運動に携わっている人から。
 確かに、色々と意見や考えの違い、対立があるのだと思う。だから「一緒にや れ!」とは言わない。しかし、「あいつらがやっているから、俺たちはやらないん だ!」っていった口実にだけには使って欲しくない。それで喜ぶのは今回の文科政 務官のような人たちだけだから。
 考え方・プロセスが違うなら、ちゃんと自分の立場を表明して、取り組むべき問題 に独自に取り組めばいいのだと思う。
 ちなみに、この会は「念仏者」として取り組んでいます。

05年3月31日(木) 「祝日≠ニは?」

 3/30の記事に、「今国会で、4月29日のみどりの日を「昭和の日」に改正する見通 し」とあった。なぜわざわざ変える必要があるのだろうか?
 まあ、祝日となっている日のほとんどが天皇家に関係しているということは聞いた ことがあるけど・・でも、そうだとすると思想信条の自由に反しないのだろうか?半 強制的に国民に祝わせているのでは?「日の丸・君が代」の強制と同じような気が するのは気のせい・・・?

05年3月30日(水) 「北方領土≠ヘ誰の土地?」

 「竹島」、尖閣問題とともに、ここにきて「北方領土」問題も改めて強調されるよう になってきた(3/29  3/28)。
 「北方領土」が日本の領土かどうかという議論・教育よりも、まずは、もともとは北 海道も含めてあのあたりはアイヌ民族の土地であった。その土地を、江戸・明治時 代に日本人が入植し、先住民を騙すなどして奪っていったという歴史。そして、今で もこの日本の国においてアイヌの人々がいわれなき差別を受けているという事実 を、学校で子どもたちに、全ての日本人に知らせること、それが先なんじゃない の・・?

05年3月29日(火) 「備えがあっても憂いはある」

 連日、「国民保護指針の作成」に関するの報道が当たり前のように流されてい る。「報道の自由」の規制に対する反対意見以外、マスコミからも国民からもなんら 疑問の声が上がっていないような気がする。「備えあれば憂いなし」ということなの だろうか?
 しかし、3/28の琉球新報の記事を読んで、「備えがあろうがなかろうが戦争にな れば憂いはある!」ということを改めて思った。「どうやって住民を避難させるかで はなく、どうすれば逃げなくてもいい国をつくれるか、考えること」「逃げる手だてよ り、平和と安定の中で暮らせる国づくりを優先してもらいたい」という、本土防衛の 捨石とされた、旧日本軍の盾にされた沖縄の人々の声に耳を傾けてみる必要が あると思う。
 決して他人の事を考えろって言っているんじゃない。自分のことであり、自分の子 や孫のことであるのに、どうしてみんな無関心でいれるの???

05年3月28日(月) 「馬鹿にするな!」

 「自民起草委は「法の下の平等」を定めた憲法14条1項の規定を見直し、障害 者に対する差別禁止を新たに改正試案に盛り込むことを決めた」という記事があ った。
 確かにこれに関しては誰も反対はしないと思う。でも、なぜ今頃になってこんなこ とを急に言い出すのだろうか?本気で障害者に対する差別をなくしたいと思ってい るなら、もっと早く法律等で十分な対策を講じてしかるべきだったと思う。それを今 頃になって言い出すところに、彼らの欺瞞性が見え隠れする。9条を改正するため なら、差別され苦しんでいる人たちすら利用しようとする。馬鹿にするな!って言い たい!!

05年3月26日(土) 「映画:「Little Birds −イラク 戦火の家族たち−」」

 トップページに、【tomoのお勧め情報】を加えました。
 そこで紹介した映画:「Little Birds −イラク 戦火の家族たち−」は是非観ようと 思います。
 映画上映の趣旨、「「戦争を知る」とはどういうことなのでしょうか?国際情勢を知 ることも当然重要だと思います。しかし、それだけでは足りないのではないでしょう か。それは、戦火の中で傷ついているのは生身の人間だからです。戦火の中で、 人々がどのように暮らし、どう傷つき、どのように泣き、怒り、その中からどう自らを 取り戻そうとしているのか・・・。その現実を知り、その痛みを想像する、人としての 「イマジネーション」、他人のことを静かに想像する力が、戦争を本当に知るために は必要なのではないでしょうか?そして、そのためには、人々の声を聞き、痛みを 共感し、想いを預かり、そして伝えることが大切ではないかと思っています。(公式 ホームページより)」は、私たちの会が目指すべき姿だと思いました。
 今、一人感動しています。

05年3月25日(金) 「考えて欲しい」

 3/24の記事によると、「イラクでの米兵の死傷者が相次いでいることを受け、米 陸軍への志願が減少している」とのこと。当然だと思う。当初の戦争の大義はなく なり、イラクの人々ほどではないが、毎日たくさんの米兵が死傷している。いつ殺さ れるかもしれないという恐怖感、他人を殺さなければならない罪悪感。本人や親族 が志願を控えるのも当然である。
 しかし、この記事で一番感心したのは、ハーベイ長官が語ったそれに対する対策 である。何をするかというと、「愛国心に訴える」、「軍幹部を動員した募集イベント をする」のだそうだ。ちなみに、「徴兵制」の復活まではまだ考えていないそうだ。
 
 この記事を読んで色々なことが思い浮かんだ。自民党の「新理念・綱領」が発表 された(3/24)が、その中に、「国を愛する自覚の共有」のための教育基本法の改 正が盛り込まれていること。最近、自然災害などの復興活動で自衛隊が大活躍で あること。イラクに派遣された自衛隊の幹部が全国各地を講演で廻っていること。

 「国を愛することは悪いことではないではないか!」とか、「自衛隊は人々の役に 立っているじゃないか!」って言う人がいるけど、そんな人に是非この記事を読ん で欲しい。そして、考えて欲しい。なぜ「愛国心」を強調するのか?なぜ自衛隊が災 害復興支援に一生懸命なのか?ということを。そして、愛国心もイメージアップもだ めなら、最後には「徴兵制」の復活というシナリオも準備されていることを。

05年3月24日(木) 「「念仏者」の会≠オか、この私にはない」

  二、三日前の「つぶやき」に、「何の罪もないたくさんのイラクの人々が殺されてる のに、私には涙はおろか怒りすら沸き起こってこない。なぜだろう?」と書いた。
 昨日、ある本を読んでいてこんな言葉に出遇った。「他人(ひと)の痛みを共感す ることは、怒りを共有することでもある」。ハッと思った。私は今までイラクの人々の 痛みに「共感」していたのではないと。ただ、「可哀そうだから」とか「彼らのために」 といった上から下を見下ろすような発想で、今の自分の特権的な立場を変えず に、外から眺めながら、「イラク戦争反対!」と発言していたのだと。「念仏者」とは 「他人の痛み悲しみに共感するものだ!」って言っておきながら、私自身が「念仏 者」ではなかったと気づかされた。
 「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界は、よろづのこと、みなもつてそらごとたわ ごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておはします」という親鸞聖人 の言葉が身にしみるような気がする。
 でも、お念仏の教えに全く出遇っていなかったら、それのことにすら気づくことな く、正義ぶってお気楽に「イラク戦争反対!」と言い続けていただろうと思う。
 やっぱり、私みたいな「邪見・驕慢の悪衆生(真実が見えず、すぐに驕り高ぶるも の)」が「戦争反対!」と叫ぶには、「念仏者」の会∴ネ外ではダメなんだろう な・・。いつでも阿弥陀さんに見ていてもらわないと、何をしでかすかわからない。

05年3月23日(水) 「改正発議の条件緩和」

 3/23の記事によると、自民党新憲法起草委員会は、国会での憲法改正発議に 関して、現行の「各議院の総議員の三分の二以上の賛成」から「各議院の総議員 の過半数の賛成」に緩和する方針を固めたとのこと。その他にも、「両院で3分の 2以上の賛成があれば国民投票を省略してもいいのではないか」との意見もあると のこと(3/8)。
 国民の意見を無視するようなこのような動きを見ていると腹が立って仕方がな い!憲法とは、自分たちの都合のいいように国民を支配するための道具としてし かみていないに違いない!なんでこんな党が政権党やねん(怒)!

05年3月22日(火) 「《9条改正反対!》から《憲法改正反対!》へ!!」

 3/22の記事によると、これまで憲法の全面改正を主張していた自民党内から、 民主党や公明党も賛成できるよう部分改正する方が現実的だとの意見が出てき たとのこと。
 全面改正では無理でも、部分改正なら時間はかかっても、いずれ9条も変えるこ とができると考えたんだろうな。熱湯の中に蛙を入れたら驚いて逃げ出すけど、蛙 の入った水を徐々に加熱していけば、蛙は逃げることなくそのまま蒸し蛙になって しまうってやつだろうな・・・
 「国防の責務」や「表現の自由の制限」、「政教分離の緩和」などが先行すること で、9条を守る流れ・運動自体が骨抜きにされかねないと思う。
 そう考えると、今後の運動の課題として、「9条改正反対!」だけでなく「憲法改正 反対!」という動きにもっていかないといけないような気がする。でも、今の状況で は難しいよな〜

05年3月20日(日) 「願い」

 今日でイラク戦争開戦から2年となるそうだ。この2年間の間にどれだけの人々が 命を失ったのだろうか?おそらく何万という人々が亡くなったのだろう。
 でも、そんな数字を聞いても涙はおろか怒りすら沸き起こってこない自分がいる。 もし自分の身内が一人でも亡くなったら何日もの間悲しみにくれるだろうに・・・同じ かけがえのないいのち≠ネのになぜだろう?
 戦争でいのちを失ったイラクの人々の一つひとつのいのち≠ノかけられてい た無数の《願い》、その《願い》がいまの私には見えないんだろうな・・・
 「お念仏」の教えは、仏様は、「どうかその《願い》に気づいてくれよ!」とこの私に 喚びかけてくださっているんだろうな。

05年3月19日(土) 「もし自分だったら・・」

 3/18の記事に「中国人元慰安婦、二審も敗訴 「国の賠償義務」は指摘」とあっ た。高裁判決は、「旧日本軍が15歳の郭さんを連行、監禁、強姦(ごうかん)し、衰 弱したら解放するという行為を繰り返したことや、13歳の侯さんを連行して約40 日間監禁し、強姦した」事実を認定したとのこと。
 この二人の元「慰安婦」がもし自分だったら、自分の子どもだったら、自分の孫だ ったら、私たちはこの判決を聞いて、日本政府の態度を見て、一体どう思うだろう か?他人の苦しみに共感し、悲しみに寄り添うこと、それが「念仏者」だと思う。

05年3月18日(金) 「「竹島」問題とは」

  「竹島」問題をめぐって韓国内で政府をはじめ一般市民の間でも反日感情が高ま っているとのこと(3/18)。それに対する日本政府の反応は、小泉首相の「冷静に、 未来志向で」にはじまり(3/18)、国内世論も意外と落ち着いているようにみえる。 でも、考え過ぎかも知れないけど、どこか「自分たち(日本)は大人、あいつら(韓 国)は子供だな」って感じで、冷めた目で見ているような気がする。
 今回、これほど韓国国内で反日感情が高まったのは、単に「竹島」問題だけでは ないと思う。その背景にある「教科書問題」や「靖国問題」などの歴史問題や、それ に目を背けようとする日本政府・国民の姿勢、さらには最近の日本の軍国主義化 の動きなどが、韓国の人々に不信感を抱かせた結果だと思う。
 それを単に「領土問題」や「感情論」として受け流そうとする態度で本当にいいの だろうか?ものごとを自分たちの都合(短絡的に)で解釈し、ありのまま(縁起的) に見ようとしないところに、今の日本の問題があるのだと思う。「仏教国」の日本の はずなのに・・・

05年3月17日(木) 「仮想敵国」

 3/17付けの記事に「空自が伊良部・下地島の民間用空港を対中有事の根拠基 地として使用する方針」とあった。最近の自衛隊と米軍との一体化の動きや、3/17 付けの「日本政界大物インド詣で相次ぐ、中国けん制狙う?」という記事を読んで いると、日本が中国を仮想敵国とみなしていることは間違いないと思う。
 日中間における経済発展の勢いの差、日本人の中に眠る中国人への差別意 識、中国の覇権主義。将来、両国の間で争いが生じてもおかしくない状況になりつ つある。もしそうなれば、今のイラクや北朝鮮に対するような事態では済まなくなる と思う。
 だからこそ日本政府は一生懸命になって戦争の準備を進めているんだろうし、逆 に私たちは「憲法9条」を絶対に守らなければならないんだと思う。

05年3月16日(水) 「出遇い」

  新たに小倉さんが賛同人になってくださった。有難いと思う。
 この会の賛同人になってくださっている方や「応援・連携団体」になってくださった 方々と私は誰一人として面識がない。それなのに、こうして一つの願いのもとにつ ながることができるって凄いことだなと改めて思う。これからももっとたくさんの人と 出遇えたらいいな!!

05年3月15日(火) 「日本人らしさ=v

  3/15の記事に「自民党の新理念・綱領が判明した」とあった。その内容は、歴史・ 伝統・文化の尊重や愛国心の重視など「日本人らしさを」強調するものとなってい るらしい。
 人はみんな一人ひとりそれぞれの特徴・個性を持っていて、互いにそれを尊重し あう社会が私たち「念仏者」が目指す御同行・御同朋≠フ社会のはず。
 「日本人らしさ」という一つの型にすべてを押し込もうとする今回の理念・綱領は、 私たちの目指すべき社会に反すると思う。

05年3月14日(月) 「自衛隊の暴走」

 3/13の記事に「防衛庁の情報戦略計画の全容が判明した」とあった。
 これから防衛庁・自衛隊の動きには目が離せないと思う。政治の場では、今自衛 隊を正式な「軍隊」にするための法整備を急いでいるけど、それを追い越すような 勢いで防衛庁・自衛隊内では改変が進んでいる。
 災害救援や地域との交流にばかり目を奪われていると、気づいたときには取り 返しのつかないことになっているかも・・・

05年3月13日(日) 「改憲の背景にあるもの」

 3/13付けの記事に、現在日米間で改定が進められている「日米防衛協力」の指 針が掲載されていた。それによると、「日本への武力攻撃や極東有事について、北 朝鮮を念頭に置いたテロやゲリラ、弾道ミサイル攻撃への共同対処を強化。中国 の軍事力増強を踏まえ、東シナ海にある日本の離島への侵攻、台湾海峡有事で の日米の共同作戦構想も検討する。世界の平和と安定に向けた日米協力のあり 方も見直す。国際テロの未然防止、大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)の推進、 中東から日本への原油の輸送ルートとなる海上交通路の安全確保などでも協力 を拡大する」ことを両国が目指しているらしい。
 今、日本政府が一生懸命になって戦争の出来る国≠つくろうとしているの は、これを実現させるためなんだろうな!アメリカと一緒になって「世界の警察」と なり、自分たちの経済的利権を守ること・・
 そのためにどれだけの人々が排除され苦しめられ傷つけられるのか、その「想 像力」を私たち一人ひとりが今こそ取り戻さなければならないと思う!

05年3月12日(土) 「「念仏者」の立場」

 「つくる会」教科書の白表紙本が流出しているとのこと(3/11)。それに関して、韓 国や中国、日本の中からも批判が出ているとのこと。
 記事を読んだ限り、その内容の酷さにあきれる。たとえば、「朝鮮半島では日本 式の姓名を持つことを(日本政府が)認める創氏改名が行われた」と、改名は植民 地朝鮮の人々が望んだものとする記述があるらしい。また、「多くの朝鮮人が(戦 地および日本に)連行された」という表現が削除されており、強制連行や従軍慰安 婦の存在そのものが消されているとのこと(3/11)。
 さらに驚いたのは、この問題に対する某新聞の扱い方。一応、四大全国紙であ るにもかかわらず、よくまあここまで書いたと思う。でも、読者はそれで本当に納得 してしまうのだろうか・・?
  どんなに目を背けたくなるようなことも、誤魔化さずにしっかりと認め受け入れる ことではじめて、新たな道が開かれていく。それが親鸞聖人が明らかにされた「悪 人正機」、「機の深信」の教えだと思う。
 いつか、色々な社会問題に対する「念仏者」の立場を明からにした新聞(メルマ ガ)みたいなのを創ってみたいな!既存のメディアに任せていたらとんでもないこと になる。

05年3月11日(金) 「言論弾圧」

 最近、政府・与党内においてマスコミなどに対して表現・言論の自由を制限しよう とする動きが非常に強まってきたってきたような気がする。
 NHKの政治家への番組事前説明にはじまり(3/9)、「人権擁護法案」におけるメ ディア規制(3/9 3/4)、有事の際における「指定公共機関」への義務化(3/4)、そし て自民党憲法起草委による憲法21条「表現の自由」を制限しようとする議論(3/3 3/9)等。
 表向きは、「個人情報を保護するため」とか「青少年の健全育成のため」、「報道 被害を防ぐため」という美名の下に行われているが、明らかにメディアに対する検 閲であり、監視・威嚇であると思う。
 メディアを国家の監視下に置くことで、国民に気づかれることなく戦争の準備 をするつもりなんだろうな。そして、いつか「大本営発表・・!」ってことも・・

05年3月10日(木) 「念仏に生きる」

 『がんばれ仏教 お寺ルネサンスの時代』(NHKブックス 上田紀行著)という本 を読んだ。日本の全僧侶に読むことをお勧めします。
 「縁起≠ヘ説くものではなく、生きるものだ」という言葉が印象に残った。少し変 えて、「念仏≠ヘ説くものではなく、生きるものだ」というのを、僧侶としての自分 の、布教使としての自分の、「念仏者」としての自分の座右の銘にしよう!

05年3月9日(水) 「ナショナリズムの高揚」

 「靖国問題の動き」の3/8付けの記事は興味深かった。これまで「靖国問題」と言 えば、「彼らを見習って、お前らも続け!」といった国民を戦争に動員させるための 巧妙な装置だと思っていた。しかし、昨日の記事では、「首相の参拝と中国の反発 を繰り返す過程で、靖国問題が、日本人に眠っていたナショナリズムを呼び起こす 中心的な役割を持つようになってきた」とあった。その他、歴史問題や領土問題な ど、今後ますます日本人の間に「反中国」的な感情が起こってくるような気がする。
 もちろんその背景には「経済的にぼっ興する中国と、90年代に景気後退期を経 験して圧迫感を覚える日本」という構図や差別意識があるんだろうけど、政府はそ のような国民感情をこれからどんどんと煽り立てていくんだろうな。
 そして、その果てにあるものは・・・、考えただけで恐ろしくなる。

05年3月8日(火) 「国民を無関心から目覚めさせない方法」

 3/8付けの記事に「自民党の憲法9条の改正条文案は、軍隊の保持と国際貢献 を明記するだけのシンプルなものとなっている」とあった。その理由として、「できる だけ簡素にして、国民が受け入れやすくする」ことと「新憲法の条文にあれこれ書 き込んで議論が複雑になりすぎると、憲法改正が遠のく恐れがあると判断した」た めだそうだ。
 おそらく自民党としても、「九条の会」を中心とした9条を守る℃s民運動の勢 いを無視できなくなってきたのだと思う。運動の成果だと思う。
 しかしその一方で、「安保」や「国際協力」に関しては新たに基本法を制定するこ とによって、「集団的自衛権の行使」や「国際貢献に伴う武力行使」を可能にしよう と企んでいるとのこと。
 憲法9条と違って基本法の制定なら、国民も無関心なままでいるだろうと踏んでい るんだろうな・・

05年3月7日(月) 「政教分離規定の緩和」

 3/7付けの記事に「自民党新憲法起草委員会が政教分離規定を緩和する方針を 固めた」とあった。その目的は、「首相の靖国神社参拝や公金からの玉ぐし料支出 を新憲法で担保するのが狙い」とのこと。
 これで、首相の靖国神社参拝に正式に反対を表明している本願寺教団(西本願 寺)は、「憲法改正問題」に無関心なままではいれなくなった思う。一体どんな反応 を示すのだろうか?本願寺派の「同朋運動」はどうするのだろうか?

05年3月6日(日) 「侵略者のシンボル」

  3/5付けの記事にあった「国旗国歌指導に関する中山文科相の発言」を読ん で、この程度の人間が日本の国務大臣をやっているのかと思うと情けなくなってく る。
 「国旗国歌に忠誠を尽くすというのを教えていないと、外国に行って恥をかき、ば かにされる。教えないと教え子がひどい目に遭うということを理解してほしい」と発 言しているが、私も海外に何年か住んでいたことがあるけど、まったくそんなことは なかった。
 それよりも、アジアの国々の人々にとって「日の丸」は侵略者のシンボルであり、 「君が代」は侵略者の歌であったということを知らない方が、「外国(アジア諸国)に 行って恥をかき、ばかにされる」。この大臣や文科省の役人に、「(そのことを)教え ないと教え子がひどい目に遭うということを理解してほしい」と逆に言いたい!

05年3月5日(土) 「近代憲法の精神」

  自民党の改憲案を読んでいると恐ろしくなってくる。国民の表現の自由や結社の 自由などの基本的人権を制限する一方で、伝統を重んじる精神や愛国心を強制し たり、新たに国防の責務を課したり、国にとって都合がいいように「政教分離」原則 を緩和するなど、やりたい放題である(3/3 2/28 2/14記事)。
 「さすがにこの改憲案では、国民投票で否決されるだろう!」と思うかもしれない が、「教基法」改正、「個人情報保護法」の制定(3/4記事)、「有事法制」の具体化 (3/4記事)など、今、改憲案を先取りする形で、諸々の法整備が急ピッチで行われ ている。まずは外堀を埋めようとしているんだろうな・・・
 近代憲法とは、主権者である国民が国家・政府による暴走を抑えるために課し た命令(書)であり、決して国家・政府が国民を支配するための道具ではないと聞 いたことがある。
 みんな、もっと怒ってもいいはずだ!!なぜ怒らないの?

05年3月4日(金) 「やりたい放題」

 2/25に「広島県教委が教科書採択の説明会で「つくる会」資料を配布した」という 記事があった。それに対して、教職員組合や市民団体などから「つくる会を肯定的 に記述した一方的な資料配布をすることで、県教委自らが公正・中立な教科書採 択の原則を犯している」などとする抗議が殺到したとのこと(3/3記事)。今朝の最 新の記事(朝日:大阪版)では、これらの抗議を受け、県の教育部長が不手際を認 め謝罪したとあった。
 私たちが無関心なままでいると、政府や権力者は何をするかわからない。しか し、今回のように毅然と反対の声を上げることができれば、その動きを食い止める ことができるのだと思う。
 しかし、ひとつ気がかりなのは、3/3の記事に「文科省が、「日本の前途と歴史教 育を考える議員の会」の総会で、教科書採択時における教委の権限を明確化する ための制度改革をめざす、と表明した」とあった(具体的な内容については記事を 参考)。
 もし改革が行われたら、今回のように現場で働いている先生の声や市民の声が 教科書採択時にまったく届かなくなり、文科省・教委の暴走を誰も止められなくなっ てしまう気がする。

 最近やたらと政府・自民党の暴走が目立つ。以前ならマスコミや世論が黙ってい なかったようなことも、平気でやるようになった。私たち一人ひとりにも責任がある んだろうな・・

05年3月3日(木) 「思考停止」

  今国会に提出が予定されている与党作成の「国民投票法案」のあきれた中身が 明らかになってきた。
 日弁連が出した修正を求める意見書によると、その内容は(1)改憲条項ごとに 投票を行うべきなのに、複数の条項を一括して投票にかけることが可能な条文に なっている(2)投票結果に影響を及ぼす目的の報道や評論を禁じたマスコミ規制 がある(3)国会の発議から国民投票まで「30〜90日」とあまりにも短期間であ る、とのこと(3/1付記事)。
 おそらく(1)に関しては、改憲案への「環境享受権」の明記を求めるNPO(1/13 や「犯罪被害者の権利」の明記を求める犯罪被害者の会(1/23)などの諸団体を 取り込んで、9条を一気に改正してしまおうという魂胆だと思う(『厭戦庶民の会』さ んの「食べやすくおいしい毒まんじゅう」参考)。(2)に関しては、へたをすると九条 を守る市民の運動さえ規制を受けるのではないかと心配になってくる。(3)に関し ては、私たち国民にじっくりと考える時間を与えたくないんだろうな。
 おそらく政府は、私たちから物事を考える力や情報、時間を奪い、思考停止の状 態にしようと企んでいるんだろうな・・・
 
 そう考えると、もしかしたら私たち国民の選挙での低投票率も、戦争や差別問題 に対する無関心さも、すべてが政府・支配者による「思考停止」という巧妙な戦略 の結果ではないかと思えてくる・・・

05年3月2日(水) 「誰一人として無関心ではおれない」

 3/2付けの記事に、「ハンセン病問題検証会議が最終報告書を出した」とあった。 報告書では、ハンセン病差別を助長したものとして、医療界、「無癩(らい)県運動」 を推し進めた政府、社会的に問題を抹殺したマスコミ、不法な対応をした法曹界、 隔離受容を説いた宗教界、療養所で働く人を美化した福祉界、「よき入所者」教育 をした教育界、そして私たち一人ひとりの無関心であるとした。
 もしこの報告書が正しければ、この日本で、「ハンセン病差別問題」に関して無関 係の人は一人もいない。
 以下書籍、参考にしてみてください。
 『孤高の桜 ハンセン病を生きた人たち』 葦書坊 井上佳子著
 『山中捨五郎記 宿業をこえて』 皓星社 林力著 
 「『隔離』という器の中で」 文芸社 石田雅男著

05年3月1日(火) 「他を批判すればするほど自分が見えなくなる」

 3/1付けの記事に「拉致問題と同様、過去にも配慮を=日本に「真剣な努力」要 請−韓国大統領」とあった。また、同じく3/1の記事に「北朝鮮は最も抑圧的で残酷  米、日本の人身売買指摘」とあった。
 拉致被害者やその家族にとってはもちろんそれどころではない。また、アメリカが 「人権問題」について日本を批判できる立場にないこともわかりきったことである。
 しかし、私たち日本人一人ひとりは北朝鮮の拉致を批判するとき、北朝鮮の人権 問題を批判するとき、はたして日本がやってきた拉致について、日本が行っている 人権侵害について少しでも考えてきただろうか・・?
 「他を批判すればするほど自分が見えなくなる」。本来、「仏教徒」や「念仏者」は そのことを一番よく知っているはずなのに・・・・

05年2月28日(月) 「教育の大切さ」

 2/26の記事に「日の丸・君が代:「発言で辞任」の元PTA会長、人権救済申し立 て」とあった。まだ子どもがいないのでよく分からないけど、今、教育現場では私が 考えている以上に凄まじい「日の丸・君が代」の強制が行われているんだろう な・・。
 幸い、私の小中学校の頃は、学校で「日の丸」を見たこともなければ、「君が代」 も歌ったこともなかった。修学旅行は、小学校のときが広島、中学校が長崎。授業 中もよく先生が差別の不合理さ戦争の悲惨さを話してくれた。そして育ったのがこ んな「私」である。たいした人間にはならなかったけど、差別や戦争の問題こ取り組 む今の姿勢を育ててくださったことだけは、当時の学校や先生方にすごく感謝して いる。
 どのような人間を育てるのか、どのような社会をつくるのか、教育というのはすご く大事なことだと思う。

05年2月27日(日) 「新たな取り組みのアイデアを募集!」

 2/26付けの記事に「兵庫・西宮市の市民が「無防備条例」を制定するために署名 活動をする」とあった。この取り組みは、滋賀・大津市でも行われているそうである (1/30付記事)。
 「有事法制」が制定されて、憲法9条が改正されようとしている今、私たち一人ひ とりが二度と戦争に協力させられないようにあらゆる手を尽くす必要があると思う。
 昨日、「日の丸・君が代」強制・見方ページで紹介した「黄色いハンカチ」さんの のように、誰でもが参加できるような取り組みを考え、みんなで共有できればい いなと思う。何かいいアイデアがあればどんどん紹介してください!

05年2月26日(土) 「なぜ目を背けるの?」

 2/25付けの「歴史問題で日本を批判 廬大統領」の記事を読んで、まったくその 通りだと思った。「過去に対して率直でなければならない。そうしてこそ、過去を捨 てて未来に向かうことができる」。それなのに、「靖国参拝問題」「歴史教科書問 」「戦後補償問題」等、本当に日本は韓国をはじめとするアジア周辺国との間に 友好関係を築こうと願っているのだろうか?
 政府だけではない。私たち一人ひとりも「韓流ブーム」と熱狂している割には、「過 去の問題」にはほとんど無関心でいる。これでは本当の信頼関係は生まれないと 思う。
 なぜ過去の過ちを認めることがそんなに恥ずかしいのだろうか?なぜ悲しんでい る人、苦しんでいる人の声に耳を傾けることがそんなにおっくうなのだろうか?念 仏者・僧侶である私は今何をしなければならないのだろうか?教えてほしい・・

05年2月25日(金) 「国家主義≠フ足音が聞こえる」

 2/24付けの「来日外国人の犯罪件数、過去最多 逮捕・送検2万2千人」という 記事に関して、テレビであるコメンテーターがこう話していた。「このような記事だけ 見ると、「外国人の所為で日本の治安がどんどん悪くなっている」と感じるけど、実 際にはこの数字の半分以上は「不法滞在」によって検挙された人たちで、まるで 重大犯罪≠犯したかのように誤解を与えるこのような報道には疑問を抱く。ま た、日本人の人口は増えない一方、日本に来る外国人がどんどんと増えている時 代に、その犯罪件数だけが目立って伸びるのは当たり前のことだ」とのこと。
 最近、このような「外国人犯罪」に関する報道や、「サッカーの中国人サポーター 問題」、「北朝鮮拉致・核問題」、「韓国(2/23)や中国(2/10)、ロシアとの間における 領土問題」等の報道を見ていると、あまりにも一方に偏ったままどんどんと加熱し ているような気がする。まるで今自民党が憲法改正案に書き込もうとしている「国 家主義的なもの」(2/24)を、マスコミが先頭をきって国民の間に煽ろうとしているよ うな気がしてならない。
 そのような国家主義的≠ネ雰囲気が国民の中に浸透してきている証拠として、 平気で外国人などへの差別発言を繰り返す知事(2/24)や「タカ派」と呼ばれる政治 (2/12)が人気を得ているのだと思う。

05年2月24日(木) 「「念仏者」のなすべきこと」

 2/22の記事に「イラクの位置、日本の大学生の44%が知らず」とあった。イラク の場所が正確に知らないことが、そのまま「イラク戦争」に関心がないとは言えない けど、今の大学生はどれ程イラクの現状に関心を持っているのだろうか?
 今、私たち日本人は、他人の痛みや悲しみに対する想像力や共感力をどんどん 失っているんだろうな・・
 また、今日の朝日新聞の一面に、「広島県教育委員会が各地域の教育委員会 に対して、従軍慰安婦問題などを削除した「つくる会」の歴史教科書を採択するよ う暗に薦める動きがあるという記事があった。
 政府や一部の人たちは、他人の痛みや悲しみを想像する力をあえて育てないよ うにしているような気がする。
 こんな時代だからこそ、私たち「念仏者」は、特に私をはじめ僧侶と名乗るもの は、他人の痛みに共感することの大切さを一人でも多くの人に伝え、それと同時 に、それを阻もうとする勢力に対して毅然と立ち向かっていかなければならないん だと思う。

05年2月23日(水) 「お詫び・お知らせ」

  昨日は、一日中サーバーがダウンしていたために更新することができませんでし た。HP開いてくださった方、申し訳ありませんでした。
 「最新の動き」に関して、古くなったものや重要でないと思われる記事を少し削除 しました。今後も独断と偏見で削除していきますので、必要と思われる記事があれ ば、個人的に保存しておいてください。
 これから、「非核三原則緩和」のページに、「原発」に関する記事もアップしていこ うと考えています。もし「原発問題」に詳しい方がいれば、また色々と教えてくださ い。 

05年2月22日(火) 「善人の私」

 2/21の「ローマで20万人デモ イタリア人女性記者の解放訴え 」の記事を読ん でいて、ハッと思った。
 もしかしたら、イラクで人質となって殺害された香田証生さんを殺したのは、イラク の武装勢力でも、アメリカでも、日本政府でもない、この私(たち)ではないかっ て・・・?あの時、「自業自得だ」と言った人たちは別として、私自身を含めて多くの 日本人は、「アメリカが悪い」「自衛隊を派遣した日本政府の所為だ」と心の中では 思っていた。でも、思っただけで何もしなかった・・・でも、ローマでは20万人もの 人々が自分の貴重な時間を割いて女性記者の解放のために具体的な行動を起こ している。
 もちろんアメリカや日本政府が悪いのは間違いない。しかし、何もしなかったくせ に、他人の批判だけして、あたかも善人≠ヤっているこの「私」って、一体なんな んだろう・・・?

05年2月21日(月) 「私≠フ確立」

 「日米安保協議」において日米間が合意した戦略目標について、2/21の記事 「中国が断固反対の姿勢を示した」とあった。反対の理由は別にして、中国は今回 の合意内容の本質はちゃんと理解していると思う。
 その本質とは、2/20の記事で欧米メディアが伝えているように、「日本は中国の 急速な力の伸長に対決姿勢を強めることを表明した」ということであり、「台湾海峡 への日本の関与で、平和的国家から変化しようとしている」ということだと思う。
 日米両政府はもちろん、中国も台湾も、欧米メディアもみんなそのことを理解して いるのに、不思議と日本のマスコミだけは、その本質を伝えようとしていない気が する。理解していないのか、それともわざと伝えていないのか・・・?
 今、私たちに必要なことは、自ら正確な情報を得、自ら考え、自らの立場をはっ きりと示していくことだと思う。

05年2月20日(日) 「憲法9条改正の理由」

  2/20の記事によると、今、日米間で「日米安保協議」が行われているとのこと。合 意した戦略目標として、(1)東アジアでは北朝鮮などの不安定要因への共同対処 (2)紛争後の後方支援を中心とした世界規模の対米協力など、自衛隊と米軍の 一体化が一層進むとのこと。
 また、2/19の記事には、 「ブッシュ大統領がイランに対して「武力行使も排除せ ず」との再警告を発した」とある。
 おそらく、今、憲法9条改正を先取りした形で、日米の間で合意が進んでいるのだ ろう。そして本当に憲法9条が改正されてしまったら・・・、考えただけでも恐ろしくな る。

05年2月19日(土) 「本当に平和を望むなら・・」

 2/19の記事に、ノーベル平和賞受賞者・マータイさんのことが載っていた。マータ イさんは、環境問題に取り組む中で、環境問題と民主主義や平和の問題は切って も切り離せない関係にあることに気づいた、という。
 「世界の平和・秩序を維持するには武力・軍隊が不可欠だ」という改憲派の主張 がいかにデタラメであるかがわかる。軍隊など持たなくても、環境問題や貧困問題 を解決していくことによってこそ、平和がもたらされるんだと思う。
 そんなことアメリカや日本の指導者ならみんな知っているはずである。でも、それ でも軍隊を持ちたいというのは、2/19付け掲示板にもあったように、「戦争によって 利益を得よう」と考えるヤツ等がいるからだ。

05年2月18日(金) 「軍隊なんて必要ない!」

 2/17の記事に、「民主党の代表代行が、同党の小沢氏が構想している「国連待 機部隊」について、「一種の経過措置だ。自衛隊が海外に行くことへの世論の抵抗 が薄れてきたら自衛隊でいい」との認識を示した」とあった。
 「国際貢献」とか「国連のもとで」と言われると、ついつい私たちは納得してしまう けど、それはあくまでも国民を欺くためのものであるということが、これではっきりと わかったと思う。

 2/18の記事に、昨年度、世界中で自然災害によって亡くなった人の数は約32万 人だったそうである。その他、貧困による飢えや病気で亡くなった人の数を合わせ ると、一体いくらになるのだろうか?救うことのできたいのち≠熨山あったはず である。
 
 自衛隊・軍隊・武器なんか必要ない!そのお金や人力を世界中の苦しんでいる 人、悲しんでいる人のために使うべきだと思う。そんな国に誰が攻めてくるだろう か?
 それでも攻めてきたら?その時には堂々と胸を張って、全てを仏様に任せていた らいいのだと思う。

05年2月17日(木) 「お念仏と平和」

 2/16付けの記事に、「キリスト教の神父さんがコロンビアで和平活動をしている」 とあった。
 神父さんがその活動を始めた理由は、「自分は幼いころから人々のために生ま れ、生かされていると感じてきました。それが私に貧しい者に寄り添う道を選ばせ たのです。でも、それだけでは不十分ですから、経済学を学んだのです。精神的な ことだけでは、畑を豊かにしたり雇用を増やせませんから」とのこと。
 「念仏だけでは平和は来ない 念仏なしには平和は来ない」(福岡教区戦没者追 悼法要のポスターより)。掛け声だけで終わらせたくない!

05年2月16日(水) 「備えあれば憂いなし」

 2/15付けの記事に、「高知県で県民を対象とした防災訓練が行われる」とあっ た。このような防災訓練は全国各地で行われているし、確かに地震などがあった 際には大いに役立つのだろう。
 でも、なぜあえて「徴兵制復活」の動きのページで紹介したかというと、これらの 訓練が「戦争が起こったときに国民を総動員するための予行練習」につながってい くのではないかと、ふと思ったので・・・
 考えすぎであることを願うけど、やっぱり、今は日本が戦争のできる国≠ノ向 かっている時期だし、このような動きもちゃんと注視していくべきだ思う。小泉首相 とはまったく逆の意味での「備えあれば憂いなし」です。



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