都立高校では今春から「奉仕」という授業が必修科目となるんだそうだ(1/12)。
どうやら英語の「ボランティア(自発的)」という言葉と日本語の「奉仕」という言葉は
同義語ではないらしい。勉強になった。
本来教育というのは、子どもが自ら考え、自発的に行動できる人格に成長してい
くことを親や教師が手助けするものだと思う。他人に言われないと動けない、強制
されないと何も出来ない。そんな人間を育ててどうするんだろうか?
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犯罪防止を名目に今どんどんと街中に監視カメラ網がひかれている(1/10)。
今朝の新聞に、通学途中の子どもが駅の改札を通過したことを自動的に親の携
帯電話に知らせるサービスをJRが始めたという記事があった。「これでは子どもが
寄り道も出来ない」という声も紹介されていたけど、確かに、小さな子どもを狙った
犯罪が増えている(?)中で、そこまでしてでも子どもの身を心配する親が増えるの
も当然かも知れない。
しかし、以前こんな記事を読んだことがある。「子どものため!」を理由に親から
ハイテク機器で監視≠ウれる子どもよりも、普段から親の愛情を一杯受け、親か
ら信頼されている子どものほうが、たとえ危険な場面に遭遇しても、自分の力でそ
の危険を回避する能力に優れているという。
もちろん子どものことが心配なのは理解できる。でも本当の愛情って何なんだろ
うか?(子どものいない私が言うのもおこがましいけど・・)
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07年1月10日(水) 「世界で唯一の被爆国としての品格=v
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日本政府はインドとの経済関係を優先させるために、インドの核保有を容認する
という(1/10)。
「世界で唯一の被爆国」「NO MORE HIROSHIMA」「二度と過ちは繰り返しま
せん」「世界から核兵器をなくそう」というスローガンは一体なんだったんだろうか?
北朝鮮やイランに対して核放棄を求める資格がこの国にあるのだろうか?
今の日本の状況を見ていると、過去の教訓をさっぱり忘れて、まるで坂道を転げ
落ちる暴走列車のようだ。
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今、朝日新聞で「ロスト・ジェネレーション」を呼ばれる25歳から35歳までの若者
の現状を追うという連載記事がある。今日のテーマは、彼らの「愛国心」について
であった。読んでいて思った。自分の家族を守りたい!自分の友達を守りたい!
自分の住む国を守りたい!・・・本当に真面目で純粋な心を持っているのだな〜
と。最近、私みたいなのを筆頭に自分のことしか考えない自己虫≠ネ若者が増
えてきたと言われている。確かにそういう一面は否定できないと思う。それに比べ
たら、家族であったり、地域の人々、祖国の人々のためなら自分を犠牲にしてもい
いと言う彼らは素晴らしいのかも知れない。また、そんな彼らからすれば私みたい
な自己虫≠ネ人間は許せないのかも知れない。
でも、あえて言えば、彼らがどんなに綺麗ごとを言おうとも、自分の♂ニ族・友
人を・・!自分の°ス土の人々を・・!自分の″曹・・!というように、やっぱ
り彼等とてどこまでも自分≠ェ中心である。所詮エゴイズムの延長に過ぎないの
だと思う。
私も、そして彼らも含めて、人間というのはどこまでも自己中心的な生き物なのだ
と思う。どんなに隠そうが、それが私たち人間のありのまま姿なんだと思う。死ぬま
で治らない。本当に悲しいことだけど・・
でも、そのことをしっかりと自覚して生きていくのか?それともそのことに無自覚
のまま生きていくのか?同じ凡夫でもそこには大きな隔たりがあるのだと思う。
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昨夕、カンボジアにある地雷を撤去するために頑張っている日本人エンジニア・
雨宮清さんの姿を追う番組があった。カンボジアにある全ての地雷を手作業で撤
去するには100年かかると言われている。その地雷を建設用重機を改良した専用
の機械で撤去していく。
素晴らしい人だなと思った。あれだけの技術力があれば人を殺すための兵器だ
って作ることができる。それを雨宮さんは、カンボジアの人のために、平和のため
に自らの技術とエネルギーを捧げていた。雨宮さんみたいな方がいることを同じ日
本人として誇りに思う。日本の技術力ってすごいな〜と思った。
今、「日本も世界平和に貢献し、尊敬される普通の国≠ノなろう!」と言って、
自衛隊の海外派兵容認や憲法9条改悪を叫ぶ人がいる。でも、アメリカと一緒にな
って世界中の紛争地域に軍隊を送ることが日本のためになるのか?本当にそれ
で日本が世界から尊敬される国になるのか(1/6)?
なぜこれまで日本人が世界の人々から尊敬されてきたの?それは、派手ではな
いけど、地道にコツコツと非武装・非暴力によって世界の人々のために貢献してき
た日本人がいたからなんだと聞いたことがある。今、日本は世界の人々から尊敬
される特別な国≠ゥらただの普通の国≠ノなろうとしているのかもしれない。
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陸自が自衛隊の「海外派兵本来任務化」にともない、「家族支援班」を新設すると
いう(1/7)。その背景には「隊員が任務に専念できる環境をつくるためだけでなく、
家族の不安が高じると、自衛隊への不満に発展していく可能性もあると判断。家
族に海外派遣への理解を深めてもらうため」なんだそうだ。この制度が更に高じ
て、遺族の「怒り」や「悲しみ」を「誇り」や「喜び」に昇華させる第2の「ヤスクニ」論
理にならなければいいけど・・・
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今日、首相が明治神宮に参拝するという(1/5)。いつも思うことだけど、首相の靖
国神社参拝に関してはあれ程注目されるのに、なぜ一国の首相が一宗教法人で
ある神社を参拝することに関しては、マスコミも国民もあまり関心を示さないのだろ
か?
これって憲法に定める政教分離に違反するんじゃないの?本来ならもっと宗教
者が声をあげるべきなんだと思う。
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今年の皇居での一般参賀に7万人近くの人が訪れたんだそうだ。関西にいるとあ
まり実感はないけど、意外と「皇室ファン」って多いんだな・・・
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07年1月2日(火) 「ビジネスと「日の丸・君が代」」
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経済連の御手洗会長が発表した「御手洗ビジョン」の中に、一般の民間企業にも
常日頃から「日の丸」を掲揚し、「君が代」を社員に斉唱させるよう呼びかけるとい
うものがあった。
昨今の「君が代・日の丸」の国民への押し売り。政治的な理由だけでなく、経済的
な理由もあるのかもしれない。格差社会とかグローバリズムの進展などが関係して
いるのだろうか?注目していこうと思う。
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07年1月1日(月) 「御同朋の社会を目指して!」
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今年もよろしくお願いいたします。
共に平和で差別のない社会を目指して歩んでいきましょう!
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06年12月31日(日) 「ナショナリズムの土壌」
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『テロルの真犯人』(加藤紘一著 講談社)を読んだ。その中で、昨今の日本にお
けるナショナリズム高揚の一つの背景を、非常にわかりやすい喩えでもって説明し
ていた。ご参考までに。
「この数十年で、日本人はあまりにも多くのことから自由になった(家庭、会社、
地域共同体等)。そしてあたかも糸の切れた風船のように、中空五メートルぐらい
のところを漂っている。あるいは、電荷を持たない「自由電子」といい換えてもい
い。ほんの少しの風や、磁力でさーっと動いてしまう。そういうなかで、みんながな
にかに帰属するもの、頼るべき価値観はないかと求めているのである。・・・それを
ナショナリズムで牽引してしまうと、かつての日本が辿ったのと同じように、一気に
坂道を転がっていきかねない非常に危険な状態になってしまうのである」(本文よ
り)。
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06年12月30日(土) 「憲法9条を世界遺産にしよう=v
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昨夜、「憲法9条を世界遺産にしよう」というテーマで、ゲストが賛成・反対に分か
れて討論するという番組があった。その中で、あるお笑い芸人さんが、反対の立場
から次のように発言した。「9条改定には賛成です。しかし、もし日本が戦争に巻き
込まれても私は戦場には絶対に行きません。世の中には争いが好きな人がいる。
おそらくその人たちが戦争に行ってくれるだろう。私は絶対に嫌です」と。何の恥じ
らいもなくすごくあっけらかんと話していた。
「オイ、オイ」と思ったけど、考えてみるとこれが正直な気持ちないのかも知れな
い。おそらく改憲に賛成している人の大多数は、自分が戦場に行くなんて絶対に考
えていないと思う。反対の人の中にも、「とりあえず反対だけど、もし改悪されても
自分は戦場には行かない。他の誰かが行くだろう」と心のどこかで考えているんだ
と思う(いざとなれば私自身がそのように考えると思うから、敢えて断言しました)。
ちなみに先ほどの芸人さんが言うような「戦争好きな人」はそうはいないだろう。
また、「徴兵制の復活はない」とゲストの石波元防衛庁長官が言っていた。じゃ誰
が戦争に行くのか?おそらく米軍がそうであるように、格差社会の中の貧困層の
若者が行くことになるんだろう。
結局誰だった自分が可愛い。自分さえよければ他人などどうなろうと知ったことじ
ゃない。それが凡夫であり、この私の偽らざる姿だと思う。でも、そんな私だからこ
そ、憲法9条だけは絶対に必要なんだと思う。「地獄は一定すみかぞかし」の私だ
からこそ「兵戈無用」の教えが必要なんだ。
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靖国神社の「遊就館」が展示内容を修正するという記事があった(12/27)。その
背景を加藤紘一氏は著書の中で次のように分析していた。「これまで中国や韓国
に批判されても日本は靖国の歴史観を変更することはなかった。しかし、米国に歴
史観の書き換えを要求されれば、おそらく日本は無視するわけにはいかず、「遊就
館」の展示物を書き換えるようになるのではないか。私はこのような有様を見たくな
い。そういう意味では、わたしはナショナリストであるからだ。日本が自身で戦後の
総括をして、歴史観を組み立てていくことを急がなくてはならない。」(『テロルの新
犯人』より)。実際に、靖国神社は、アメリカに近い外交評論家・岡崎久彦氏らの提
言を受け入れ今回展示内容を見直すことにしたんだそうだ。
被害者の声に耳を傾けようとはしない。かと言って、自分自身でも考えられない。
結局は強いものの言いなり。残念だけど、靖国神社だけでなく、これが今の私たち
日本人の姿かもしれない。
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今日からこのHPも3年目に突入か・・。
さて、4年目を迎えることは出来るだろうか?「3年目の○○」って歌もあったし
な・・・
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「日本を守ってくれているんだ!」との名目で、莫大な駐留費を肩代わりし(思い
やり予算)、再編費用までも工面してあげる大盤振る舞い。でも、本当に米軍は日
本を守ってくれているのだろうか(12/26 11/3)?
女子シンクロの元日本代表鬼<Rーチであった井村さんが、中国代表チーム
のコーチを引き受けたことが物議をかもし出している。「裏切り者!」「情報が漏洩
する!」などと。「オイ、オイ」と思いながらも、まあ週刊誌やワイドショーによる一過
性のネタ=A若しくはウチワ≠フ問題に過ぎないと思っていた。でも、今日の
朝日新聞の社説はそのことに関してだった。もちろん今回の騒動をなだめる内容
だったけど、正直驚いた。この問題がそんなに日本人の間で大事になっているの
だろうか?もしこれが韓国チームのコーチ就任だったらどうだったんだろうか?も
しヨーロッパのチームだったら・・・?
「裏切り者!」がいつか「非国民!」という大合唱になんてならないよね。まさか
ね・・・
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「戦争絶滅受合法案」というのがあるらしい。
「戦争行為の開始後又は宣戦布告の効力の生じたる後、十時間以内に次の処
置をとるべきこと。即ち下の各項に該当する者を最下級の兵卒として召集し、出来
るだけ早くこれを最前線に送り、敵の砲火の下に実戦に従わしむべし。
一、国家の元首。但し君主たると大統領たるとを問わず、尤も男子たること。
二、国家の元首の男性の親族にして十六歳に達せる者。
三、総理大臣、及び各国務大臣、並びに次官。
四、国民によって選出されたる立法部の男性の代議士。但し戦争に反対の投票を
為したる者は之を除く。
五、キリスト教又は他の寺院の僧正、管長、その他の高僧にして公然戦争に反対
せざりし者。
上記の有資格者は、戦争継続中、兵卒として召集さるべきものにして、本人の年
齢、健康状態等を斟酌すべからず。但し健康状態に就ては召集後軍医官の検査
を受けしむべし。
以上に加えて、上記の有資格者の妻、娘、姉妹等は、戦争継続中、看護婦又は使
役婦として召集し、最も砲火に接近したる野戦病院に勤務せしむべし。」
「愛国者」を自認し、憲法9条改悪を叫ぶ政治家達。せめてこの「法案」と抱き合
わせで発議してくれたら、もう少しは彼らの言葉にも耳を傾けることができるんだけ
どな・・・
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以前、「他人から裏切り続けられて人は、ひとを信じることを諦めてしまう」と書い
た。それは本人にとっても本当に辛いことなんだと思う。でも、だからといって、世
間を恨み、他人を信用できない人生はもっと悲しい。どんなに辛いこと、悲しいこと
があろうとも、それと向き合ってこそ、はじめて新たな一歩を踏み出せるのだと思
う。逃げていてはいつまでたっても道は開けてこない。
誰にも代わって貰えない、たった一度きりの自分の人生・・・
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人が生きていくためには、自分の存在を無条件に認め、必要としてくれる、そん
なひと≠竍居場所≠ェ必要なんだそうだ。私はそんな本当のひと≠ノ出遇
っているだろうか?あなたには本当の居場所≠ェありますか?折角人間として
生まれてきたのに、それらに出遇うことなく人生を終えるとしたら、それはあまりに
も空しい・・・
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06年12月22日(金) 「差別の現実からの出発」
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「私の同朋運動」のページに「参考書籍」のページを追加しました。今回はとりあ
えず「ハンセン病差別」に関するものだけ。
ハンセン病差別問題については私も最近までほとんど知らなかった。関連する書
籍や、入所者の証言を聞かせていただく中で、ハンセン病患者に対していかに酷
いことがなされていたかを初めて知った。強制隔離、強制労働、強制断種・堕胎、
非道な懲罰、偏見・差別・・・。「らい予防法」という法律を作り、長年放置してきた
国、隔離政策を推し進めた医師、とんでもないヤツラだ!と思った。しかし、一方
で、療養所入所者の中には「療養所があったお陰で、今生きていることができる」
「(隔離政策を推進した)光田先生には感謝している」とおっしゃる方もいる。
一体何が真実なんだろうか?どっちが本当なんだろうか?裁判で国や医師を訴
えたのも事実であれば、「感謝している」とおっしゃられる方がいるのも事実であ
る。その事実に目を向け、そこから出発することが「差別の現実から出発する」と
いうことなんだと、ある先生に教えていただいたことがある。まだまだわからないこ
とばかりである。これからも差別の現実を、被差別者の声を聞き続けよう。
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戦前・戦時中に徴用された朝鮮人の遺骨調査が各寺院で行われているという
(12/21)。私たちの本願寺派でも本山から全寺院に調査の依頼がきているという。
以前、本願寺派は「仏教の教えに反して戦争に協力した教団の責任を踏まえ、
非戦・平和を目指す一環として遺骨調査に取り組む」と説明していた(7/28)。素晴
らしいことだと思う。しかし「仏教の教えに反して戦争に協力した教団の責任」と言う
けど、一体私たちの教団はどのように「仏教の教えに反し戦争に協力した」のだろ
うか?不勉強な私だけが知らないだけかもしれないけど、少なくて私が教えを学ば
せていただいた中央仏教学院や得度教習・教師教習、伝道院ではそのような講義
は一度もなかったよな・・。折角全寺院に対して遺骨調査を依頼するんだから、そ
れと同時に全寺院・全僧侶がもう一度先の戦争において教団が果たした戦争責任
について考える研修などを設けるべきじゃないのかな・・。
「遺骨調査をした!これで責任を果たした!」でいいのだろうか?今ここで過去
の歴史をしっかりと学び、教訓にしていかなないと、また同じ過ちを繰返すような気
がしてならない。戦争を体験した世代が少なくなり、戦争の記憶が薄れるにしたが
って、どんどんと反戦・平和の願いが弱まってきている社会の現状を見えれば、
今、教団として何をすべきかは明らかなはず。
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「靖国神社:「遊就館」の展示 一部表現を変える方針」(12/20)。
「ヤスクニの常識は世間?世界の非常識」ということに気づいたのだろうか?そ
れとも、靖国神社を非宗教法人化・国営化しようとする動きや、同神社を唯一の追
悼施設であることを国民に広く認知させようとする動きと関係があるんだろうか?
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参考書籍でも紹介したように、姜尚中さんの『愛国の作法』を読んだ。その中で
印象に残ったのが、竹越与三郎が書いた「虚偽の愛国心」という文章の引用だっ
た。
「若し過ちて、何事にても我国民の為したることが是なりとするが如きことあら
ば、是れ真正の愛国心にあらずして、虚偽の愛国心なるを忘るること勿れ。我国
民の為したることも、是なることもあれば、非なることもあり。其非なることも、我国
民の為したることなりとて、強ひて之を是なりとすることあらば、是れ他国に対し
て、我国民の信用と威望を損するものにして、決して愛国の所業にはあらず。・・・
虚偽の愛国心は、却って其国の信用と威望を失ふものなり(『人民読本』)」
最近、「愛国!」「愛国心!」と声高に叫ぶ人ほど、本当にこの国を愛しているの
かと疑問に思うことがある。政府のやることは何でも賛成!賛成!と言う。もしかし
たらこういうのを「虚偽の愛国心」と言うのかも知れない。
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06年12月18日(月) 「差別社会=いじめ社会」
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今、日本では「ナショナリズム」の台頭が著しいと言われている。国民の「ナショナ
リズム」を刺激するために一番効果的な方法が、外≠ニ内≠ノ敵を作ること
なんだそうだ。「北朝鮮はけしからん国だ!」「外国(中国・韓国)から言われて参拝
を止めるべきじゃない!」といったバッシングは外≠フ敵なんだろう。一方、「抵
抗勢力!」とか「最近の教師は、公務員はなっていない!」といった必要以上のバ
ッシングは内≠フ敵なんだろう。
異質なもの(敵=j≠作り、それを排除・差別(バッシング)する。そんな様
子を目の当たりにして人は、「ああはなりたくない」「俺はあいつらとは違う」「俺は
共同体の一員だ!」という気持ちをより一層強くする。そして、いつしかみんな
(マジョリティ)≠ニ一緒に異質者(マイノリティ)≠差別・排除することに、安堵
感や快感すら覚えるようになってくるのかも知れない。
いま、学校での「いじめ」が大きな社会問題になっている。しかし、その子ども達
の「いじめ」と今の私たちの社会状況、はたしてどれだけの違いがあるのだろう
か・・?
確かに、政治家や保守層からすれば、ナショナリズムの高揚は、「新自由主義
(ネオ・リベラリズム)」の進行による国民の不安を吸収し、憲法を改悪するための
下地を整えるのかもしれない。しかし、そんな浅はかな、安易なことをしていたら、
いつしか取り返しのつかないことになってしまわないんだろうか?日本という国が
「いじめ社会」「差別社会」になっても、それでも美しい国≠ニ言えるのだろうか?
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自衛隊のイラク派兵にかかった経費が合計で740億円に上ったという(12/16)。
もしそれだけのお金(インド洋での米軍支援、米軍再編費、年間の軍事費などを
含めて)があれば、少人数学級や教師の数を増やすなど、全ての子ども達に対し
てもっときめ細やかな教育ができるのだろうな・・・
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06年12月16日(土) 「「教育基本法」改悪・「自衛隊法」改悪」
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「国が 腐敗すればするほど 法律がふえる」(タッキス)
「戦争は 準備をすると やってくる」(佐野真紀)
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与党は、宇宙の軍事利用を可能とする「宇宙基本法案(仮称)」なるものを来年
の国会に提出するという。その背景には、衛星需要の開拓を目指す産業界からの
強い要望があるという(12/14)。好戦的≠ネ政治家のみならず、産業界までが
軍需で金儲けしようと考え始めたら、日本はどうなるんだろうか?アメリカの軍産複
合体と米軍が世界中で定期的に行う戦争を考えると、自ずと日本が進もうとしてい
る方向が見えてくる(→防衛庁の「省」昇格法案・海外派兵に関する恒久法・日米
同盟強化・憲法9条改悪など)。
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TMにおけるやらせ*竭閧ノ関して、政府による「世論誘導」があった可能性が
高いという報告書が出された(12/13)。
今回は政府による「世論誘導」であったが、もっと気になることがある。それは、
マスコミによる「世論誘導」である(意識しているしていないは別にして)。「北朝鮮
バッシング」に始まり、最近の「公務員バッシング」や「教員バッシング」、「部落解
放運動バッシング」等、背筋が寒くなることがある。
もう直ぐ国民が裁判に参加する「裁判員制度」が導入されるという。でも、マスコミ
による過剰報道や一時の感情だけで、有罪・無罪を判定してしまう危険性はない
んだろうか?今、アメリカではDNA鑑定によって、死刑囚を含めてたくさんの人の
冤罪が証明されているという(12/13)。残念ながら今の日本には「死刑制度」があ
る。一時の感情だけで無実の人の命を奪ってしまうことだって十分に考えられる。
どうすればいいのだろうか?私たち国民一人ひとりが「賢者」になることも大切だ
けど、やっぱり自分自身の「愚かさ」を認めて、「人間は間違いを犯す」ことを前提
に制度を整備していくべきなんだと思う(「死刑制度」等の見直しを含めて)。
その点では、憲法九条というのは、「人間は過ちを犯す」「戦争になったら何をす
るか分からない存在である」という前提で、「だからこそ絶対に戦争だけは始めて
はいけない」という決意のもとに創られた素晴らしい制度なんだと思う。
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国会で行われた公聴会で、松山大の大内裕和助教授が「『能力に応じた教育』を
うたう改正案で、能力差による教育機会の差別が進みかねない」と格差拡大の恐
れを指摘したとあった(12/12)。
今回の改悪案、「愛国心」の押し売りや、行政による教育への介入を可能にする
だけでなく、「格差社会」という名の「差別社会」すら作り出そうとしているようだ。
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06年12月12日(火) 「はい、私は日本人です。=v
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「はい、私は日本人です。」高遠菜穂子さんのブログからです。私自身すごく力を
頂きました。いかに生きるべきか考えさせられました。本当の「念仏者」とはどうい
う人なのか、教えていただきました。今の私の姿が恥ずかしくなってきました。
たくさんの人に是非読んで欲しいと思います。
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今週の言葉「亡き人は いのちをかけて 私たちに いのちの尊さを 教えてくだ
さった」。
先日から『硫黄島からの手紙』という映画が公開されている。また、テレビなどで
もそれに関連したドラマが放映されていた。硫黄島で戦死した兵士も含めて、先の
戦争で犠牲になられた人々は、今生きている私たちにどんな手紙を届けようとして
いるのだろうか?読み誤ったら絶対にいけないのだと思う。
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ついに来週中に教育基本法「改正」案が参議院で可決される可能性が高くなって
きた。今、各地で最後まで諦めずにたくさんの人が反対の声を上げている。特に、
大学の教職員を含めて学校の先生が、そして法律のプロである弁護士会などが
(12/9)。一方賛成しているのは、政治家や「(やらせゝMを含めた)世論」だと
いう(9/30)。
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「参考書籍」のページでも紹介したように、親鸞聖人が歩まれた道と、聖人以降、
特に戦前・戦中に私たち僧侶・教団が歩んだ道に関する書籍を少し読んだ。果た
して、今、私は、私たちの教団はどっちの道を歩もうとしているのだろうか?
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06年12月8日(金) 「真珠湾攻撃の日に思うこと」
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こんな記事があった。「シベリア抑留者:補償また絶望的 特別給付の野党案否
決」(12/7)。この国は、亡くなられた兵士はあれ程大切にする(?)のに、なぜ生き
残った兵士に対してはこれほどまでに冷たいのだろうか?同じように国のため
≠ノ戦ったんじゃないの?まるで戦時中と同じように「戦争に行ったら生きて帰って
来るな、死んでこい!」と言っているようだ。
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マスコミや世論調査などで、安倍首相の顔が見えない≠ニか、「やっぱり小泉
さんとは格が違う」という声がささやかれ始めた。でもちょっと可哀相だな・・。元々
そんなこと分かりきっていたはず。大した経験も実力もないのに、ただ国民的人
気(それも漠然とした)≠ェあるというだけで、首相になったような人。それを今さら
「騙された!」「期待はずれだった!」はないと思う。まあ、どうだっていいことだけ
ど・・・
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「「教育基本法改正案は自民新憲法草案とも整合」文科相」(12/5)。確か現行憲
法には、公務員や政治家は憲法を遵守しなけらばならない!とあったような気が
するが・・。そんなに法律を改悪したいなら、まず憲法を改定してからやるのが筋で
はないんだろうか・・?
まあ、今は何でもあり≠フ時代だからな・・。ヤラセ問題に放送命令、核武装
論、復党問題、あげたらキリがない。
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「念仏者九条の会・奈良」のページを新設しました。
最近思う。もちろんこのようにホームページを開設し、不特定多数の人に9条の
大切さを訴えることも大切だろうけど、やっぱり一人ひとりと顔を向き合わせて、自
分の熱意や願い・考えを丁寧に話していくことが一番大事なんだと思う。どんなに
技術が発展しようとも、やっぱり最後は人間と人間の生の触れ合いなんだと思う。
そういう意味でも、「念仏者九条の会・奈良」を立ち上げることが出来たことは大き
な意義があるんだと思う。
ようやく非戦・平和の願いの実現へ向けて、私自身、遅ればせながら二歩目を踏
み出すことができたような気がする。後退しないよう頑張ろう。でも凡夫だから立ち
止まることもあれば、後退することもあるんだろうな・・
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こんなニュースを見ると悲しくなる(12/1)。子どもが自ら考えた意見に対しても批
判のメールを送りつける。それも匿名で。やり方が卑劣で汚な過ぎる。
いつも不思議に思うことがある。(まあ、程度の差こそあれ、人間誰しもがそうな
んだろうけど)、教基法改定賛成を叫ぶ人の中に、自己中で他者に対する思いや
りや人間としての最低限の礼儀すら知らない人が意外と多いということが。
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「不適格」教員を排除する名目で、教員免許の更新制度や管理職、保護者らに
よる教員評価制度が検討されている(11/30)。
やっぱり先生らも人間だし、生活もかかている。これからは管理職や保護者はい
うまでもなく、子どもの機嫌すら伺いながら、無難に仕事をこなす先生達が増えてく
るんだろうな・・。教師のサラリーマン化が進むような気がする。あれはドラマだった
けど、もう「金八先生」などの熱血教師は現れないのかも知れない。これで本当に
将来の日本社会の活性化に繋がるのだろうか?
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06年11月30日(木) 「「念仏者九条の会・奈良」設立!」
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昨日は、「念仏者九条の会・奈良」設立集会にたくさんの方が参加してくださり、
有難うございました。無事、設立することが出来ました。今週の言葉「一人でも何も
出来ない。しかし、一人しか何も始まらない。」まさにその心境です。今後とも、ご支
援、ご指導を宜しくお願いいたします。
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06年11月28日(火) 「沖縄知事選が私に問いかけるもの」
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今日の毎日新聞の「記者の目」という記事には、すごく考えさせれれた(11/28)。
先の沖縄知事選を、地元の人の声を紹介しながら、分析している。
「沖縄県民は現実的な選択をした」「やっぱり日米安保は大事だということだ!」
そんなふうに私たち「本土」に住むものは言う。でも本当にそうなんだろうか?
私たちは、戦前・戦中、沖縄の人々を差別してきた。捨石≠ノしてきた。そし
て、戦後60年。はたしてその差別はなくなったのだろうか?
ただただ申し訳なくて申し訳なくて仕方がない。
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明後日、11月29日(水)、午後1時から、浄土真宗本願寺派奈良教堂で、「念仏者
九条の会・奈良(仮称)」の設立集会及び第三回全国集会が開催されます(詳しく
は)。
参加は自由ですので、たくさんの方のご参加をお待ちしています。
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06年11月26日(日) 「智慧の光B(腹八分=j」
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昨夜は食べ過ぎてしまった。お腹がパンパンだった。でも、こういうときに限って、
誰かがお土産を買って帰ってくることがある。しかし、それがいくら自分の大好物で
あっても、満腹の時には食べる気にはならない。やはり何でも腹八分≠ェ良い
ってことだろうか・・
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06年11月25日(土) 「智慧の光A(へんてこな話)」
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こんな話を聞いたことがある。
昔、京都大学の学生数名(?)が、当時名の知れていたある老僧の元へ行き、
持ち前の科学的知識・教養を用いて論破してやろうと考えた。お寺に行き、さっそく
老僧に尋ねた。(確か)「仏教とは何か?宗教とは何か?」と。すると、老僧は「ま
あ、まあ、お茶でも飲んでから・・」と湯飲みにお茶を注ぎ始めた。ところが湯飲み
が一杯になっても、老僧はお茶を注ぐことを止めなかった。そこで学生が「老僧!
お茶がこぼれておる!」と。「・・・」。もう一度「老僧!こぼれておる!」。「・・」。「こ
ぼれておる!」と。すると老僧は「わかっておる」と静かに答えたという。
へんてこな話だった。
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「イラク:連続テロの死者160人に 戦争後で最悪規模」(11/24)。一体誰がイラ
クをこんな国にしてしまったのだろうか・・?
「イラク陸自活動、71.5%が評価=内閣府調査」(11/2)。(内閣府の調査だから
やらせ≠熄\分考えられるけど、)一体何が万々歳なのだろか?自衛隊員に一
人の犠牲者も出さなかったこと?それとも日本が国際貢献できたこと?
喜んでいる人がいる陰で、沢山の人が悲しんでいる。そんな現実に光を当ててく
ださるのが仏様の智慧の光なのかも知れない。
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昨日、テレビを視ていたら、崖に取り残された一匹の犬を、レスキュー隊が出動
し救出する様子を、一部始終生中継で伝えていた。無事、犬は救出された。人間
っていいな〜と思う瞬間である。まさに美談である。
話は変わるけど、こんな小さな記事があった。「強制動員 生々しく 佛大で台湾
人元慰安婦が証言」。慰安所での性暴力が原因で3回流産したという先住民タロコ
族のイアン・アパイさん(78)は時折、日本語を交えながら「日本政府は謝罪、賠償
し、私の尊厳を回復してほしい」などと訴えた(11/22)。
一体人間の優しさって何なんだろうか・・?
仏様は全ての命を平等に見る。しかし、人間は命に順番を付ける。それも自分に
とって都合が善いか、悪いかで。
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06年11月22日(水) 「行政による教育への干渉」
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06年11月20日(月) 「親鸞聖人に甘えていませんか?=v
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「慈悲に聖道・浄土のかはりめあり」(『歎異抄』第4条)。最初、この条を頂いたと
き、ちょっとガッカリした記憶がある。「なんや・・、親鸞聖人は苦しむ人々を前にし
て、ただ念仏を称えていただけだったのか・・」と。その後、ちゃんと教えを学ぶこと
で、この言葉には深い意味があることを知った。でもやっぱり・・という気持ちはどう
しても抜けなかった。そんな時に、ある先生が「親鸞聖人はこうおっしゃっている。
でもやっぱり苦しむ人々を前にして、いてもたってもおれず、あちらこちら走り回っ
ておられたはずだ!」とおっしゃった。それを聞いて、モヤモヤしたものがいっぺん
に晴れた記憶がある。
今、念仏者として社会の問題にいかに向き合うべきなのか?色々と具体的な取
り組みをするのは手間もかかるし、面倒臭い。だから自分は僧侶としてお念仏の
教えを伝えることで、社会に貢献すればいいんだ!と自分自身を納得させようとし
たことがあった。
でもそんな時に別の先生にこう言われた。「私たち僧侶は、念仏者は、親鸞聖人
に甘えすぎていませんか?阿弥陀様に甘えすぎていませんか・・?」
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06年11月19日(日) 「ニセモノ≠ニホンモノ=v
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「現在人は すべてを知っている ただ自己を除いて」(トインビー)。
本当に迷っている人は、自分が迷っていることにすら気づいていないという。自分
自身が迷いの存在(ニセモノ)であることに気づくには、真実(ホンモノ)に出遇うし
かないんだろうな・・・
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06年11月17日(金) 「若不生者 不取正覚∞D」
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この私の人生。どんなに辛いことがあっても、どんなに空しく過ごしたとしても、誰
にも代わって貰えない。自分で全てを引き受けていかなければならない。いつかこ
の命終えるとき、はたして私は「俺の人生、それ程悪くもなかったな、いい人生だっ
たな・・」と思うことが出来るだろうか?いつ終わるかも知れないこの人生、一日一
日精一杯輝かせて生きていこうと思う。「お前の人生を絶対に空しくは終わらせな
い!」と誓いを立て、はたらいてくださっている仏様と共に。
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06年11月16日(木) 「若不生者 不取正覚∞C」
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一人で自分の周りに殻を作り、他人を信じることが出来ない人生、本当に心から
信頼できる仲間のいない人生、夢や希望・理想を持つことのできない人生ほど空し
いものはない・・・
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