NCプログラムのページです。
「Users Report」 お届けします。
YZ-400 NCRは加工ガイダンス、NCプログラムと2つのNC方式が使えます、そのどちらで加工するかの選択がより楽に、早く加工出来るかの分岐点になります。
私がNCプログラムを選択する条件を考えてみました。
ケース1:Z高さが異なる輪郭加工。
ケース2:Z深さが異なるドリル加工。
ケース3:量産加工品。(加工ガイダンスでも可能)
ケース3:座標回転、ミラーイメージなどG、Mコードによる加工が必要な場合。
注)加工ガイダンスでも可能ですがその選択はケースバイケースです。
次のページからGコード、Mコードなどプログラムについて進みますが、私が最初にプログラムしました、「始業暖気運転」のプログラムから始めます。
暖機運転は各軸、テーブルを動かし、潤滑油を行きわたしたり、冷え切った各部を適温にするなど、加工精度維持、機械寿命にも影響しますので、決まったルーティンで始業時必ず行う必要があります。
このプログラムは、あまり使わないXYリミット付近、Z上限をフォローしていますので毎始業時行っています。
始業暖気運転プログラム例
始業暖気運転プログラム準備XYZ開始点設定→プログラム実行
このプラムではオーバーライド量100%で約10分で実行されます。
注) このプログラムを実行しますと、最大テーブル移動量のX軸850ミリY400ミリフルに移動します、干渉物無いか要確認。Z軸も開始高さからZ300.0下降します、干渉物が無いか?j十分確認してください。
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注)上記方法で開始点設定しますと、加工途中の基準点が変わります、そのため「基準点記憶/呼出機能」を使い加工途中
の基準点を記憶しておきます。
方法:事前に始業暖気運転XYZ開始点を「基準点記憶4」に記憶した場合。
*加工途中の基準点を記憶1〜3に記憶する。(前回の記憶データーは更新されます)
*「基準点記憶4」を呼び出す。
*加工ガイダンス「補間(絶対)」を開き、X0Y0Z0 G0 で設定し、開始点に早送り移動する。
*始業暖気運転プログラム実行。
*加工途中基準点の「任意の基準点呼出」を呼出。
*加工ガイダンス「補間(絶対)」を開き、X0Y0Z0 G0 で設定し、開始点に早送り移動する。
以上で、加工途中の基準点に戻ります。