遊工舎の設計のながれ

私たちの建築設計はお施主さまとの話し合いと共に進んでいきます。

メリット01「設計施工分離型」という考え方

住宅メーカーや工務店へ依頼した場合と、
設計事務所へ依頼した場合の住いづくりの違いを簡単にご説明させて頂きます。
住宅メーカーや工務店へ依頼すると、 設計と施工を同一業者が請け負う「設計施工一貫型」となります。
設計施工一貫型では、施工方法を踏まえた上で設計を行うため、
希望したプランや仕上げが採用できないなど、設計上の制限が発生することがあります。
一方、設計事務所へ依頼した場合は、施工業者を別途選定する「設計施工分離型」となります。
設計施工分離型では、設計段階において施工方法の制限を受けないことから、
既成の枠に留まらない、各お施主さまに応じた、きめ細かな対応が可能です。
特に弊所では、エネルギー消費に可能な限り頼らない生活環境の構築を主なテーマにしており、
この分野においては様々なご提案を差し上げることが可能です。

メリット02徹底した現場監理

設計施工分離型では、きめ細やかな対応と共に、
「徹底した現場監理」もメリットのひとつに挙げられます。
施工を依頼する業者の見積りや施工内容については弊所にて精査し、
現場監理は通常最低でも週1回
、多い時にはほぼ毎日の頻度で行います。
仕上げをしてしまえば中の様子はわからない現場において、
施工の手落ち・手抜きを許容しないことが設計事務所業務の最大のメリットと言えるでしょう。
なぜなら、設計事務所の仕事において、ここに手落ちが有った場合、
監理者としてのポリシーを問われる死活問題になるからです。
これは自身の保護という視点からも徹底して行わなければなりません。

一方、あえてデメリットを挙げるとすれば、一般的な住宅メーカー等に比較して、設計期間に時間を要します。
住宅メーカー等の場合、最短で設計から竣工まで半年を切るケースもありますが、
設計事務所の場合、それぞれのお施主さまに対して、
それぞれに対応した設計を一から進めますので、その分の時間がかかります。
また、大手メーカーのような組織力は当然ありませんから、知名度や保証等において、
不安を覚えられる方もいらっしゃるかもしれません。
弊所ではこれに対応し、設計・監理業務における万が一の事故に備えて、
建築設計事務所業務における保険に加入しております。
さらに、建築物の瑕疵につきましては、施工請負契約時に添付される工事請負契約約款において、
法令に定められた10年間の保証を行っており、
この期間はどのような業者に工事請負を依頼しても共通の期間となります。

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