A.26

外注先で問題なくA型と判定されていますので、
A亜型
低温反応性不規則抗体による影響は考えにくいかと思います。

今回の場合は、試薬血球に対して非特異的な凝集反応が起こっているかもしれません。
例えば、患者血清中にEDTAと反応する抗EDTA抗体様物質が存在していた場合、
試薬血球中のEDTAと反応し凝集してしまいます。

このように院内で使用されている試薬血球のメディウム(保存液、抗生物質など)の影響も考えられます。
対策としては、試薬血球を生理食塩水で洗浄して生食浮遊血球に調整したり、
別の既知A型患者血球との反応を確認してみて下さい。


 
 最終更新日:2011.01.05