輸血による副作用

頻度

症状

3/100例

発熱・蕁麻疹・悪寒 (アレルギー)

1/3000〜5000例

輸血後肝炎・ショック・胸痛・即時型溶血

極めて稀
HIV感染・マラリア・梅毒・細菌などの感染・輸血後GVHDなど

輸血製剤は日本赤十字社で、現在可能な限りの検査を行い合格した製剤です。
しかし、輸血による副作用を完全に予防することはできません。

副作用防止策

血液型検査や血球に対する抗体検査および輸血用血液との交差適合試験の実施

・輸血後GVHD予防のための血液製剤への放射線照射

・アレルギーの原因となる白血球を除去するためのフィルターの使用

輸血後の健康管理

輸血時または輸血後において、副作用や合併症が起こらないか十分に観察を行うとともに、
定期的に血液検査(肝機能、感染症)のチェックを行う必要があります。

また、輸血2ヶ月後でHIV(エイズ)検査(保健適応)を
輸血3ヶ月後でB型・C型肝炎ウイルス検査(保健適応)を受けることができます。
詳しくは担当医にお尋ね下さい。

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