血液型検査

血液型占いで使われるA型とかO型のABO血液型はよく知られています。
これは、血液中の赤血球表面に付いている血液型抗原の種類により、
A型・B型・O型・AB型の4つに分類されます。
A型の人の赤血球表面にはA抗原、B型の人にはB抗原、
AB型の人にはA抗原とB抗原の両方が存在し、
O型の人の赤血球表面にはA抗原もB抗原も存在しません。
また、血液中の血清成分には、A型の人は抗B抗体、B型の人は抗A抗体、
O型の人は抗A抗体と抗B抗体の両方の抗体が存在し、AB型の人にはどちらも存在しません。

血液型はABO血液型以外にもB型プラス(陽性)とかAB型マイナス(陰性)と言われ、
プラス・マイナス(陽性・陰性)で表現されているRh(D)血液型もあります。

日本人におけるABO血液型の頻度
A型 40%
O型 30%
B型 20%
AB型 10%

日本人におけるRh(D)血液型の頻度
Rh(D) + (プラス) 99.5%
Rh(D) - (マイナス) 0.5%

Rh(D)陰性は200人に1人(0.5%)の頻度です。

その他の血液型
ABO・Rh血液型以外にも、
Kell、Duffy、Kidd、Xg、Lewis、MNSs、P血液型など血液型は数百種類以上あります。

  (臨床検査技師による血液型検査)      

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