手の運動:運動この調査では、できるだけ速く、数字に○をつけます |
位置判断:注意この調査では、上中下の位置が正しいと判断し○をつけ、数字をふっていく |
単語記憶:記憶この調査では、記憶していることを関連付けて思い出す力をはかっていきます |
時計描画:視空間認知この調査では、時計という空間的な広がりのあるものを図に書いていただきます。書くことで視空間の認知機能をはかっています |
名前想起:言語この調査では、ものの名前をできるだけたくさんの想起すること、そして紙に書き出します |
共通単語:思考この調査では、2つの単語に共通する単語を考える事、そして、紙に書きます |
認知症の予防の考え方
認知症の中核を占めるアルツハイマー病は、30年という長い期間のアミロイド蛋白の沈着によって起こる病気です。最近の研究から、どのような生活習慣がアミロイド蛋白の沈着を少なくするかが分かってきました。
野菜や果物をたくさん食べる人、魚をよく食べる人、ワインを飲む人、ウォーキングなどの有酸素運動をよくしている人は、アルツハイマー型認知症の発症の危険度が低いことが分かっています。こうした生活習慣を続けることで、認知症に強い脳がつくられると考えられています。
知的な脳の機能をたくさん使う人は、認知症の発症率が低いことが分かっています
認知症になる前に、衰える脳の機能は、
体験したことを覚え、思い出すエピソード記憶(2つ3つのことに同時に注意を配る)、注意を切り替える注意分割機能(新しいことをやる手順を考える計画力)です。
このような機能を積極的に使うことによって、神経の伝達機能が高まり、神経のネットワークが強化され、認知症に強い脳が作られるのです。NPO西宮認知症予防会では、このような点に注目して、皆さんとともに地域における認知症予防に取り組みます。
NPO西宮認知症予防会の企画は楽しく、好みの活動に参加していただくことを大切にします。そして、認知症機能検査を積極的に受けていただくことで認知症の予防、早期発見を行います。
集団認知機能検査(ファイブ・コグ)
ファイブ・コグは、特に軽度認知障害の時期に低下する記憶、注意、思考、の認知機能の状態を評価するために、東京都老人総合研究所で開発された集団認知機能検査です。
軽度認知障害のひとつの概念であるAACD(Aging-associated-Cognitive Decline)をスクリーニングする道具としても活用でき、一度に最大100 名程度まで検査を行うことが可能です。検査はDVD の映像を見ながら行います。
西宮認知症予防会の個人会員 (年会費 お一人 3,000円)に方は、年4回のファイブコグテストが無料で受けられます。
*会員以外のファイブ・コグ受験費は1回500円。各会場にてお尋ねください。