みづめ桜、御祓山と樽見の大桜

青空に映える兵庫県下一の桜の大木、樽見の大桜
◆【山行日時】 2007年4月14日  くもりのち晴れ
◆【コース・タイム】 
みづめ桜・登山口駐車場=45分=みづめ桜=20分=御祓山山頂

=20分=みづめ桜=35分=駐車場
◆【正味歩行時間】 2時間00分

パタゴニア


◆【概要と画像】
先週の岡山県真庭市落合町、醍醐桜に続き、今週は兵庫県大屋町の糸原のみづめ桜と県下一の大桜、樽見の大桜を観ようと車を走らせた。

以前から糸原の大桜の入山口近くを通る県道6号線を通るたび、一度は観てみたい桜のひとつと思っていたその桜を観れる日がようやく訪れた。

県道を外れると、もっと奥まで入れるかと思っていた予想に反し、駐車場はすぐだった。

何台かの駐車車両に習い駐車したら、準備し歩き出す。

林道のような立派な道をしばらく歩くと、あずまやがある。

あずまやのすぐ手前からは南ルートと称するルートがあったが、あずまやまで来てしまったこともありこのまま直進し、北ルートをとる。


ミツバツツジと藤無山方面 ミツバツツジと大杉山〜須留ヶ峰
ミツバツツジと藤無山方面 ミツバツツジと大杉山〜須留ヶ峰

登山路脇に咲くミツバツツジを見ながら尾根をジグザグに急登する。

右手に大杉山〜須留ヶ峰を見ながら高度を稼ぐと、登山路中でそこが最もよく見えるみはらし台のピーク。稜線を背景にアセビとツツジが競演。

みづめ桜 みづめ桜
みづめ桜を見上げる みづめ桜

少し下ったあと植林帯を短く急登すると、みづめ桜が姿を現せる。

あいにくこの桜は花の付きが悪いのか、それとも当たり年とはずれ年があって今年ははずれ年に当たってしまったのか、ほとんど花は付けていなかった。

しばらく観たり撮ったりしたら、先の御祓山へ向け歩き出す。

桜のルートと分かれ尾根を歩くようになると、これまでにも増して急登だ。

トラロープも頼りに上って行くと雑木林を歩くようになり、落葉を踏みながらさらに急坂を直登すると御祓山山頂に到着した。

山頂からは雑木や植林が邪魔して展望はあまり利かないが、それでも南には大杉山〜須留ヶ峰が間近にそびえ、その左彼方には段ヶ峰や、さらに左には千ヶ峰〜粟賀山稜線が見渡せる。

北に見えるはずの氷ノ山はあいにくガスの中だったが、ここから見ることが目的のひとつだったともいえる天滝の白く流れ落ちる姿は、しっかりと見ることができた。


氷ノ山方面 御祓山山頂
氷ノ山方面 御祓山山頂
御祓山より天滝を遠望する みづめ桜より天滝を遠望する
御祓山山頂より天滝遠望 みづめ桜より天滝遠望
みづめ桜 みづめ桜
みづめ桜 みづめ桜

往路を戻り、再度桜を観て、ツツジ回廊をグングン下る。

あずまや上部で小さな沢の風景を撮ったら下山。

残念ながら、桜の花に限れば期待していたほどの景観は見れず、ちょっとキツネにつままれたような気分だったが、この樹が600年という年月を生き永らえてきたうえの摂理として捉えれば、これにこそむしろ敬意を払わなければならないのかもしれない。


名残のさくら
名残のさくら


駐車場に戻ったら、樽見に向け車を走らせる。

県道脇にある立派な標識に従い山中へとしばらく車を走らせると、駐車場に着く。

盛りが過ぎているとの予測からか、駐車場はさほどの混雑もなく駐車することが出来た。

大桜のたもとまででも10分ほどだが、それ以前に手前の植林帯を抜けた時点で桜を目にすることができる。


樽見の桜 樽見の桜
樽見の桜
樽見の桜

こちらの樹はまだ充分観るに値するもので、遅めの昼食を摂りながらのんびりした。

見上げてよし、見下ろしてもよし。

先週の醍醐桜同様、この桜も見事な桜に違いなかった。


◆【ワン・ポイント・アドバイス】
御祓山、みづめ桜から下山し駐車場に戻って、ふと隣に駐車している車を見て、はっとした。
リア・ドアの小さな三角の窓が壊されている。

車中に何か目に付くような物でも置いていたのだろうか。気の毒、この上なし。

街中の駐車場などでは”車上荒らし注意”との注意書きを見ることもあるが、こんなところにまで訳の分からないことを仕出かす輩が居るとは、全く持って油断もスキもあったものでない。

幸い、こちらの車を含め他の車両に被害はなさそうだったが、車を離れるとき車中は整理整頓し、極力目に留まるような物は置かないようにすることが肝要だと痛感した瞬間だった。


2001年の樽見の桜を見る


2008年の樽見の桜を見る



但馬の山へ]  [播磨の山へ]  [丹波の山へ 

G A L L E R Y | 山のアルバム | 兵庫の山TOPへ