NFBの選定 (電技185・186条) 電線の許容電流が負荷の種類及び大きさに より定まり、その電線の許容電流に応じて NFB(過電流遮断機)の定格電流が選定さ れる。
幹線ケーブルの許容電流は、遮断器容量 225Aの為、遮断器容量より大きな電流置す
なわち、幹線ケーブルは225A以上の許容 電流のものを用います。
よって、CVTケーブル許容電流表 より
CVT100゜許容電流290Aが候補に上げられ ます。
低減率から幹線ケーブルサイズの選定
配線敷設ルートから、既設ラックを使用しケ ーブル2段積、10列以上の敷設となる為この 時の低減率は
低減率表 より0.5となります
CVT 100゜ 許容電流 290A×0.5=145A
となり、低減率にて検討の結果遮断器容量 225Aに満たない為、再検討。
CVT 100゜ 許容電流 290A×0.5=145A CVT 150゜ 許容電流 380A×0.5=190A CVT 200゜ 許容電流 465A×0.5=232.5A
よって、CVT 200゜ を用い次に電圧降下に て再検討とする。
電圧降下から幹線ケーブルサイズの選定
3相3線式配線の電圧降下(簡易計算式)
3相3線式の電圧降下(線間)e=
30.8×電線亘長m×電流A /1000×断面積
CVT200゜の場合 e=
30.8×220m×225A /1000×200゜=7.6V
許容電流降下率は
内規による許容電流降下率表 より7%とな る為 許容電圧降下=210V×0.07=14.7 V
となり、許容範囲の為、 幹線ケーブルは CVT 200゜ を敷設する事に決定した。
尚、経済的側面から、ケーブルの敷設方法に よる低減率の検討、周囲温度、負荷需要率 等を再検討し実施工を行うこと。 |
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