9日目(3/22 Thu.)
 今日は日本への帰国の日である。朝4:00に目がさめた。身支度を整え、帰国の準備をする。ホテルからオルリー空港までは、日本語を話せるフランス人ガイドが案内してくれた。やはり今日もパリ市内は大渋滞である。予定よりかなり遅く空港へ着いたが、慌てているのは案内人さんだけだった。

 空港では、チェックインをする前に免税の手続きに行こうと思ったが、ストのため閉まっていた。オルリー空港、怪しい雰囲気が漂っていた。しかも、それを決定的にしたのは、迷彩色の軍服を着てライフルを持った軍隊が空港内を歩いていたことである。フランスは戒厳令が出されていたらしく、街のいたるところで警察官と軍隊にお目にかかった。めちゃめちゃ怖いのである。悪いことをしているわけではないが、『怪しい行動をしたら撃ち殺されるかも?』という恐怖を感じた。

 結局、搭乗手続きを済ませたのは出発時間5分前だった。案内人さんが慌てていたのもわかるような気がした。何もできないまま出国するのかと思いきや、予定していた搭乗時間に飛行機が到着した。飛行機の出発時間は、あってないようなものと聞いていたが、本当にそのようだ。やはり搭乗時間は30分以上遅れた。その時間を利用して何かをしようと思ったが、ゲート近くには店がなかったため、あきらめることにした。これからフランクフルト経由で関西空港への長旅である。

 パリ、オルリー空港を9:50に出発し、フランスへ別れを告げた。今回は通路側だったので、窓の外は写真に取れなかった。残念・・・
 『さようなら。フランス』


 11:50、フランクフルトに到着。
フランクフルト空港 ヨーロッパに初めて足を踏み入れたのは、8日前、ここフランクフルト空港だった。初めての異国に右往左往していたが、今度は違う。どこに何があるかもちゃんとわかって、乗り継ぎの場所にもすんなり行くことができた。ちょっとたくましくなった気分だ。
 フランクフルト−関空便は13:00搭乗、13:40出発だったので、1時間ほど買い物を楽しんだ。ちゃんとフランクフルトは買っておいた。やはり、フランクフルトでフランクフルトを買わなくては!


 フランクフルトー関空LH740便は日本人客でいっぱいだった。超満員である。やはり全日空と提携している便だからだろう。隣は英語を職業としている婦人とフランス文学を専攻している大学生のおねーちゃんだった。おねーちゃんは、3度目のパリだったらしく、パリのことはよく知っていた。うらやましい限りである。私は英語でいっぱいいっぱいだというのに、その他にもう1つ言語を身につけようというのだ。たいしたもんである。
ルフトハンザ740便 この旅最後のフライト。ルフトハンザ740便。ヨーロッパー日本線はやっぱり飛行機がでかい。しかも超満員。毎日これだけの人が日本とヨーロッパを行き来していると考えるとたいへんなもんである。


 飛行機の中で聞いた話なのだが、私の泊まっていた『porte de clichy』界隈はとても治安の悪いところだったらしく、パリ初日に乗って治安の悪さ満点だったRERのC線は、平気な顔して犯罪が起こるらしい。男の人でも21:00以降は絶対乗ってはいけないらしい。助けを求めても誰も助けてくれないそうである。21:00以降に出歩かなくて正解だった。
 パリはセーヌ川を挟んで南側は比較的治安がいいそうである。北側は、特に北駅と東駅、モンマルトル界隈が特に治安が悪いらしい。考えてみれば、ホテルはモンマルトル界隈に近かった。ほんとに何事も起こらなくてよかったものだ。今度パリに行く時にはホテルの場所は要チェックである。

 飛行機はフランクフルトを30分遅れで14:10出発。ついにヨーロッパに別れを告げるときがきた。これからポーランド、モスクワ、シベリア、北京、ソウルを通り、10時間20分のフライトである。次に飛行機を降りるのは、なつかしの日本である。
 機内食も、もう何度食べたことだろう。飛行機での移動が多かったため、いろんなものを食べた。しかし、今回はそばもついている。『日本へ向かっている』ということを実感する食事である。
機内食 夕食?時間の感覚がわからん状況だったので、夕食ということにしておこう。10日ぶりにそばも登場した。ルフトハンザドイツ航空は食事がおいしい。乗務員も親切でオススメの航空会社である!


 機内は6時間を過ぎたあたりから、かなり揺れだした。行きは全然揺れなかったが、帰りはずっと揺れている。気流の問題だろうか。夕食は行きと同様、
 映画も2本見た。「Meet the parents」と「バガーヴァンスの伝説」である。後者は3月初旬に映画館で見たが、今回は字幕がなかったので、一生懸命英語を聞いた。「Meet the parents」はとてもおもしろい映画だった。コメディー好きの人でまだ見ていない人はオススメの映画である。

 ヨーロッパへ行く時は、飛べども飛べども昼だったのに、帰りはその逆である。ずっと夜だった。時空をワープしている気分だ。地球の自転を感じながら少し眠った。


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