6日目(3/19 Mon.)
 今日はパリへの出発の日である。6:00起床で風呂に入る。このホテルのシャワーは上の方まで上がらない。仕方ないのでかがみぎみでシャワーを浴びた。外国人はもっと背の高い人が多いはずなのに、こういうところは気にならないのだろうか?

 8:30ホテルを出発するが、アウトバーンが工事のため大渋滞だった。通常1時間半で着くところが2時間半かかった。飛行機の時間は大丈夫なのだろうか?

 11:00にシュトゥットガルト空港に到着。飛行機の時間には余裕だった。チェックインを済ませるとショッピングでもしようかと空港内をうろうろしたが、結局何も買わずに搭乗ゲートに向かった。今日のフライトは12:00、ルフトハンザドイツ航空4090便である。

プロペラ! 11:40に搭乗ゲートにやってくるとバスが来た。何か嫌な予感がしたが・・・そのとおりである!プロペラ機だった!プロペラ機初体験が異国の果てであるとは思いもよらなかった。隣の国はいえ、国際線なのにプロペラ機がとんでいることに驚きだった。


 機内は2×2シートで50人乗り程度である。まあ、バスに羽根がはえたぐらいと考えればいいだろう。機内はやはり空席が目立っていた。

 今回の席は、この旅初めての通路側だった。隣の席は外国人青年が座っていた。天気がよかったため空からの風景を写真に撮ろうと思い、隣の青年に写真を撮ってほしいと頼んでみた。しかし、「窓がキズだらけでいい写真が撮れないよ」と言われた。その後、その青年は、「僕が向こうの席に移るからこっちの席を使っていいよ。景色を楽しんでね。」と言って、違う席に移ってくれた。本当に外国人は人に親切である。ドイツーフランス線だったのでどっちの国の人かはわからなかったが、とりあえずドイツ語で「ダンケシェーン」(サンキュー)と言った。
ドイツの畑 ドイツ上空から撮った写真。広大な畑にどこまでも続く雲がかかっている。優しい青年が席を譲ってくれたおかげで景色を楽しむことができた。今日はいい天気である。日本と違い、山がほとんどないので地上から空を見ても機内から眼下の景色を眺めても空は広く見える。飛行機好きの私にとってはたまらない景色である。


 機内では昼食が出た。ドイツらしくパン、ハム、チーズソーセージだった。プロペラでも国際線なので、ちゃんとした昼食が出るのだろうか?
昼食 機内食。国際線(?)なので、昼食もしっかりとれるのだろうか。ハムはとてもおいしかった。


 飛行機が徐々に高度を下げ、着陸態勢に入る。目の前に車輪が出てきた。
「車輪よ、あれがパリの畑だ!」
車輪&パリの畑 パリとはいっても、ちょっと離れると畑が広がっている。やはり、フランスは農業大国だ。


 13:45、無事着陸。ドイツからフランスへは出国手続きも入国手続きもなかった。陸続きだし、それほど込み入ったことはしないのだろう。荷物を受け取り、その足でパリの市内観光に出かけた。

 まず初めに訪れたのはノートルダム寺院。
ノートルダム寺院 彫刻が細かくて、とても1300年代からそのまま残っているとは信じられない。日本では700年もの間こんなにすばらしい彫刻を残すことは不可能だろう。というのも、ガイドさんの話しによると、ヨーロッパは地震のない地域らしい。地震の話をヨーロッパ人にすると、「地面が動くなんてとんでもない!」と驚くそうだ。だから自然災害で重要な文化財が破損することはないらしい。私たち日本人にとってはうらやましい話しである。


ノートルダム寺院入り口 ”ノートルダム”は聖母マリアに捧げられた大聖堂らしい。入り口には聖母マリア像があった。


 寺院の前には”水準0地点”がある。この寺院はセーヌ川の中洲にあたるシテ島に建っている。そのシテ島と隣のサン・ルイ島は、パリ発祥の地らしく、この地がパリの基準点なのである。この地点には銅製のプレートが埋め込まれている。ガイドブックにはあまり書いていないが、このプレートを踏むとまたパリに来ることができるそうだ。私もちゃんと踏んできた。まあ、ローマで言うところの”トレビの泉”のようなもんである。
水準点 ノートルダム寺院前の”水準0地点”。パリ発祥の地。ノートルダム寺院へ行く人は、ぜひ踏んでおこう。


 基本的に寺院内ではフラッシュ撮影は禁止である。イギリス、ドイツはちゃんと守られていたが、ここはフラッシュの嵐だった。考えてみれば、フラッシュ禁止なのはあたりまえである。寺院なのだから祈りを捧げている人も当然いるのである。日本でいうなら、お坊さんがお経読んでる時に隣で記念撮影しているようなもんである。しかも、「Keep Sirent」と書かれているのにまわりによく聞こえる声でしゃべっている人も多く、ちょっとがっかりだった。


 多分、ノートルダム周辺を歩いていた時だろうと思うが、セーヌ川対岸の建物が美しかったので写真にとってみた。しかも、現像してから気が付いたのだが、知らない間にパノラマで撮っていたようである。パリのことをよく知っている人は、これは何なのか教えていただきたい。
どこかはわかんない


 寺院を出ると、ルーブルの前を抜け、日本人の集まる店へ連れて行かれた。今日は”半日観光”となっているのでしょうがないことなのかもしれないが、50分間は長く感じた。そんな時間があるなら、もう一つぐらい観光地を回れるだろう。
 その後、コンコルド広場、シャンゼリゼ通り、凱旋門、エッフェル塔とパリの代表的なところを通りホテルに着いた。今日の半日観光でバスを降りて観光したのはノートルダム寺院と、エッフェル塔を遠くから写真を撮ったぐらいである。今日の収穫はこれぐらいなので、ちょっと損をした気分になった。しかも、空港に着いた時にガイドさんが両替商を連れてきて、「町で両替するよりレートがいいですよ。」と言っていたので信用したら、なんと町で両替した方がレートがよかったのだ。相手が日本人だからといって簡単に信用するもんではないと感じた。
エッフェル塔 エッフェル塔。ちょっと曇ってはいたが、堂々と立つ姿はパリの象徴にふさわしい。東京タワーも高いと思うが、周りに高い建物がないエッフェル塔は、東京タワーより高く感じる。茶色に統一されたシックな色合いもきれいである。


 ホテルは「IBIS PARIS PORTE DE CLICHY」というホテルで、とてもきれいなホテルだった。おそらくこの旅で一番しっかりしているホテルだろう。キー(キーはロンドン同様カード式)についていた案内は日本語で書かれていた。部屋は5階(日本でいう6階)で、部屋からエッフェル塔が見える。夜はライトアップされ、すごくきれいである。しかし、残念ながら小型三脚を日本から持っていくのを忘れたため、きれいな夜景は撮れなかった。部屋の中には”芸術の都”らしく、絵が飾ってあった。ベッドも久々にダブルサイズの”大の字なりたい放題ベッド”である。シャワーは上下する仕組みになっていて、日本よりご丁寧なつくりであった。
シャワールーム パリのホテル。シャワーもきれいだった。部屋の造りそのものが日本とは感覚が違うような気がする。おしゃれである。


部屋の絵 ホテルのベッドと絵。ちょっとしたことなのだろうが、いたるところにセンスを感じる。また泊まりに来たくなるホテルだった。


 夕飯は、この旅で知り合った友人と近くのスーパーに買い物に出かけた。ハム、パン、水、ジュース、ヨーグルトを買った。フランスのポテトチップスも買ってみたが、日本でおなじみの味より遥かに塩辛かった。もっと言うなら、塩の味しかしなかった。

 明日から2日間の自由行動である。火曜日はルーブル美術館が休館なのでベルサイユ宮殿に行くつもりである。今日あまり見ることのできなかったところも明日以降行ってみたいと思う。


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