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上記が、代表的な悪い例です。そうならないために、まずしっかり足裏でブーツの底を押さえます。
 もちろん、足指はグーにせずに、しっかり伸ばしてください。
 動きが止まらずしっかり立てない方は、かかとをつけてつまさき開き、Vポジションを作ってください。
 次に、膝を曲げます。
 このとき、おしりが後ろにでないように、まっすぐ下に腰をおとします。
 この感じを、「脛(すね)でブーツのベロ(またはタン、バックルや紐で締めた内側にあるぺらぺらした部分)を押す」とか、「膝でブーツのつま先を押さえる」などと表現したりもします。
 (どうしてもおしりが出る人は、インラインスケートを脱いだ状態で身長を測るように壁際に立ち、そのまま膝を曲げてみてください。頭は壁からはなれてOKです。)
 
 このとき、足の裏の中でもちょうど土踏まずのあたり、足裏の中央に重心を置きます。
 ちなみに、かかとに重心が乗ると前進、つまさきに重心が乗ると後退します。
 後ろ重心になりすぎると、おしりから大転倒しますので注意してください。
 
 
 
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■歩く歩くことがしっかりできると、重心移動がきちんとでき、自然なフォームで滑ることができるようになります。
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		|  | 歩く時の基本は、「Vウォーク」。かかとをつけて、つまさきをVの字に開きます。かかとをしっかりつけると、ウィールが固定されて停まりやすくなります。
 手は前方に真っ直ぐ伸ばしましょう。それだけで、重心が後ろに行くことを防げます。
 手を膝に置いて練習する方法もあります。膝をおとすにはとてもよい練習です。
 顔をあげて、しっかり前を見ましょう。
 片方の足を上げて(上げ過ぎない)、前にズシンとおろします。
 大きな一歩ではなく、反対側の足の土踏まず部分にかかとをあてます。
 きちんと止まってから、反対側の足を上げて、踏みおろします。
 靴で歩く時のように、後ろにむかって蹴り上げないように注意しましょう。
 足をあげる時には、立っている方の足の上に腰を移動し、しっかりと重心をのせましょう。
 慣れてきてきちんと止まれるようになったら、土踏まず部分にかかとをあてなくてもよいです。
 それでも大きな一歩は踏み出さず、足と足は近く!を意識しましょう。
 
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■転ぶ
 転ぶ時は、何が何でも前に転んでください。
 プロテクターをしていれば、前に転んだ場合は全く痛くありません。
 後ろに転ぶと、おしりや頭を打ってしまい危険です。
 また、前に転ぼうと思っても、前にはなかなか転べないものです。
 結果的に転ばなくなりますので、転ぶ時は前に!!を心がけましょう。
 もしもバランスを崩したら・・・重心を低くして足を開き、リカバーします。
 
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後ろにすっぽ抜けた時は、おしりからドンと落ちることを避けて、後方でんぐりがえりのように力を逃がします。変に手を突くと危険です。頭はしっかり内側にいれましょう。難しい場合は、柔道の受身のように、頭は浮かして背中全体で落ちましょう。
 ■立ち上がる
 転んだ体勢から立ち上がるには、まず、膝立ちになります。
 次に、片膝を立てて、その膝に両手を置き、支えにして立ち上がります。
 
 ■まがる
 曲がり方は色々ありますが、一番基本になるのが「Aフレームターン」と呼ばれる方法です。
 
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まず、足を肩幅ぐらいに開きます。腕は真っ直ぐ前に伸ばします。腕は地面と水平を保ったままにしてください。
 そのまま、まがりたい方向に視線を向け、腕も曲がりたい方向に向けます。
 ぶつかりそうになった時、危険回避のために、曲がることは大切です。
 下手でも何でも、とっさに曲がれるように練習しましょう!
 
 ■とまる
 インラインスケートには、購入時にヒールブレーキがついています。
 右足のかかとについている奴です。
 これを使うには、しっかり片足に乗れることが必要になります。
 使い方の基本は、両手を真っ直ぐ前に伸ばす、または横に広げます。
 左右の足を平行にして、右足を前方にすこし出します。
 
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左足の膝を曲げていくのに合わせて、右足のつまさきをあげてかかとのブレーキを地面に軽くこすります。他にもTストップ(アイススケートでよく見ますよね)や、ハの字ストップ(足を軽く開き、ハの字にして止まる。スキーのボーゲンのイメージ)なども初期でも止まりやすい方法です。
 
 正式な止まり方ではないですが、うまく止まれないのにスピードがでてしまった時、転ぶかぶつかるか二者択一の緊急時の止まり方を紹介します。
 原理はハの字ストップと同じですが、思いっきり足を開きます。開く限界までです。
 足先は、つま先を内側に入れて、しっかりハの字をつくります。
 
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その足の間(前ではなく)に手をつこうとします。自然に重心が後ろに行き、ブレーキがかかります。 
ぶつかる前に止まりきれないときは、そのまま手と膝をつきます(要プロテクター)。 
もし失敗して転んでも、重心が下がっているので強打せずにすみます。
※こちらのサイトに、詳しい動画が紹介されています!スケーティング自習ビデオ(hello.to/sk@ter) |  |