室外機の取り付け方法

~クーラーの室外機の設置方法~

エアコン、クーラーの室外機取り付けについて紹介。室外機をどのように設置したらいいのか、架台や据付け位置など。配管接続においてもガス漏れしないように、正しく取り付けましょう。

~室外機の取り付けは水平にするのがポイント~

室外機2

エアコンの室外機を置く前に、その場所が水平であるかを確認しましょう。傾いているよりもまっすぐの方がいいですよね。見栄えも重要ですよ。
水平器を使用すると簡単に水平を出すことが出来るので、ならし作業は使いましょう。
置く場所が土であれば、しっかり地盤を固めましょう。時間が経つと室外機の重量で傾いてしまうことがありますので。
室外機の据え付けで便利なものがプラロックと呼ばれる架台になる物です。(ブロックでも可能です)
室外機にプラロックを取り付けたら、据え付けようとしている場所に室外機を置きます。
高さなど調節をするのであれば、ブロックや防振ゴムなどで調節するのがいいですよ。
室外機に付属してある下部ドレン(L型のプラスチックの物)があれば、室外機の底に取り付けておきましょう、この先壁に室外機を取り付ける際など、使用する事があるかもしれませんので。

室外機3

室外機の冷媒冷却のフィン(銀色部分)で手を切らないように気を付けてください。

~室外機と冷媒配管との接続方法~

接続2

室外機を置いたまま配管を曲げていき、そして室外機のフレア接続部まで配管を曲げていきます。室外機の裏に配管の曲げが隠せる時は隠しましょう。(前から見る見栄えは重要です。)
そして、フレア接続部まで曲げるのが完了すれば、接続部分で配管を切るので切断場所に印を付けましょう。
☆ポイント☆冷媒配管接続カバーの入り口開口部の上下に印を付けておくとカバーを外している時に配管の入る位置が分かって、曲げやすいですよ。
そして室外機を一度その場所から少し離します。
長さを合わせて切った配管をフレア加工します。(フレア加工のページを参考に。)
この時配管の保温材(断熱材)は切ったそのままの状態でフレア加工しましょう。後で断熱が上手く出来ますので。
そして室外機を据え付ける場所へ戻します。

フレア1

フレア接続部に組み付けオイルを塗布します。(無くても大丈夫ですが、塗布する事で漏れ防止にもなります。)
そして、フレア加工部を室外機接続部に当てて、その状態で手でフレアナットを締め込みます。

フレア2

この時無理な力を入れずにまっすぐ接続してください、歪んで接続するとフレア接続部が歪んでガス漏れの原因になります。

手で閉めれる所まで閉めたら、2分用トルクレンチ3分用トルクレンチを使って、フレアナットを締め付けましょう。

室外機フレア接続部(上・細い方)を2分用トルクレンチで締め込みます。

接続3

トルクレンチにトルクをかけて、カチャッと音が出ると規定のトルクで締めつけた事となり、配管の接続は完了となります。(規定の圧力がかかるとトルクレンチの先が傾く構造になっています。)
同じように3分の配管も締め込みましょう。

このトルクレンチを使用しなくても締め付けは可能ですが、かなり難しいと思います。
目安としては、フレア側の配管を良く見ておいて、配管が少しねじれるくらいが締め付ける力となります。(※締めすぎるとフレアが割れてガス漏れし、締め付けが足りなくてもガス漏れします。)

倒れ止め

室外機の重量は大体30kg前後あります。(重い物で40kg以上あります)
2階など、壁面にある室外機が何かの原因で倒れたり、地震などで倒れない為にも倒れ止めとして室外機をフラットバーなどで室外機と壁にアンカーで固定したり左の写真の様に壁などに付いているボルトにて固定をしておくのが良いですよ。
アンカーの取り付けはエアコン・クーラーの取り付け方のページで紹介しています。

~インフォメーション~

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