Ristorante "Al Sorriso"(19.2/20)

Via Roma 18 Soriso tel.0322-983228


バスでマジョーレ湖の西のオルタ湖からトンネルを越えて到着しました。 林の間の山道を経てたどり着いた小さな町Sorisoのレストランです。 店の名前Sorrisoは「ほほえみ」の意味になります。
こんなに辺鄙なところに超一流のレストランがあり、半年先まで予約でいっぱいとは日本ではまずないだろうと思いました。
 

門構えはこんなに普通ですが、イタリアで3本の指に入るという店です。ちなみに、1995年のMICHELINでは二つ星でした。
 

内装もこの程度ですが、花は忘れずに飾ってあります。
 

食前酒と一口のお料理 魚のムースとオニオン
上品なムースにネギまたはチャイブです。 イタリアでは皿の装飾も必ずあります。
 

スズキ・ポテトの小さなパイの詰め物
これも日本ではあまり見ませんが、肉、魚をポテトで包むテクニックはイタリアではよくお目にかかります。 周囲にちりばめたニンジンとズッキーニのみじん切りがまたおしゃれです。
 

手長エビとバジリコのうずら豆のクリームソース
これほど美しく飾られた手長エビは初めて見ました。グリーンソースも上等です。 青いのはボラジネ(ボリジ)の花で食べられます。
 

ヤギのチーズを詰めた大きいラヴィオリ、ボラジネとバターソース
ラビオリのグリーンはホウレンソウで付けたとのことだったと思います。 このおしゃれさは香港のグリーンの点心にも相通じます。  ボラジネを本格的に使った料理は初めてです。独特の洒落た風味です。 チーズの詰め物はそれほどおいしく感じませんでしたが、これは私の嗜好の問題です。詰め物が飛び出しているのがありますが、失敗作でしょうか?
 

ピエモンテ産の子牛のソティ・アスパラガスと骨の髄のオーブン焼き
子牛のソティの上にアスパラガスが乗っており、その上の黄色いのはチーズだったと思います。 チーズの中央には骨髄が取り出して乗せてあります。脂肪分が多くとろっとしていました。 付け合わせは、卵のタルト、ローズマリー風味のポテト、タマネギです。
 

シトロンのセミフレッド・ミントソースがけ
イチゴ、ココアパウダーの飾りは手が込んでいます。 葉はミントでした。同行のおばさま方にはこんなに大きいミントはないといわれましたが間違えありません。食べてみましたから。
 

お約束のお菓子ですが、オレンジの砂糖漬けがおいしかったです。日本のボンタンのようなくせがありません。
 

中央の女性がシェフです。後日聞きましたが、イタリアのシェフの7割は女性だそうです。ちょっとした驚きです。