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三谷 一馬
 
日本画家、江戸風俗研究家で、明治45年(1912)〜平成17年(2005)。失われていく江戸風俗の資料画を描くことに専念し、「江戸職人図聚」「江戸商売図絵」「彩色江戸物売図絵」「明治物売図聚」などで多数の貴重な資料画を遺した。例えば「明治物売図聚  立風書房」の「なべやきうどん売り」のなかで、明治38年「太平洋」から引用した文があり「看板の行燈へ、当り屋とか千歳屋とか延喜の好ひ名を記し屋台の上へ今戸焼の焜炉(こんろ)二個を添へた荷を貸す饂飩問屋がある。これで屋台を借りて売子となったら、何時でも鍋焼饂飩屋となれるのだが・・・」「之を借入れても、付属品の汁注ぎ薬鑵 行平鍋 箸 箸入れ・・・雑具は売子の自弁」と解説と資料画など、ごく一例である。
 
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