|
麪店家 麺店家 |
麺類を商う店すなわち麺類屋のこと。江戸時代の半ばまでは、麺類を扱う店はうどんが主で饂飩屋すなわち総称して麺類屋であった。その後、そば切りの普及とともに、そば切りを主に扱う麺類屋すなわち、そば切屋(そばが主の店)と、うどん屋(うどんが主の店)が分化していく。寛延4年(1751)脱稿の「蕎麦全書」では、そば切屋であっても、小麦粉を多く入れて、そばかうどんかわからないようなそば切りを商う店が多く登場している。これらを著者・日新舎友蕎子は「麪店家」と称している。 |
[PC掲載ページ] 82 [Mobileのページ] 82 |