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二六にうめん |
宝暦3年(1753年)初版「絵本江戸土産」の挿絵は、両国橋のたもとの賑わいを描いていて、葭簀張りの店の左手に、掛け行燈の片面に「そば」もう一方に「二六にうめん」と書かれてある。「二六」の意味はさておき、にうめんは素麺を温かく煮込んだもの。一部に、温かく煮こんだそばを「煮麺そば(にうめん)」という場合もある。寛永20年(1643)跋刊の「料理物語」に「にうめん。まづ素麺をみじかくきり、ゆで候て、さらりとあらひあげおき、たれみそにだし加へ、ふかせ入侯。小菜・ねぶか・なすびなど入れてよし」とある。 |
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