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本草綱目 |
中国・明の本草学者・李時珍が著した本草書。「本草綱目」の初版は万歴23年(1596)に出版されたとされ、日本には慶長12年(1607)に林羅山が長崎で入手し幕府に献本している。わが国の本草学は本書の影響を強く受けていて、本草学の基本書として大きな影響を及ぼした。そば関係では、元禄10年(1697)刊行で、江戸時代前半の本格的な食物学事典となった「本朝食鑑」であり、また、これを寛延4年(1751)に三巻一冊本を脱稿し江戸中期唯一ともいえるそばの専門書「蕎麦全書」は、その「本朝食鑑」を参考にし引用しながら自説を述べた書である。 |
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