|
ハレの食べ物 |
ハレ(晴:=非日常)とケ(褻:=日常とか普段)で、ハレの食は儀礼や行事などあらたまった時の食べ物のこと。現在では実感しにくいが、うどん、そば、ホウチョウ、餅、団子、強飯、赤飯、小豆餅、小豆粥、おはぎ、雑煮などがハレの食べ物とされた。特にうどんやそば切り、団子などの粉食がハレの食べ物とされてきたことについて「柳田国男の民俗学」を引用すると、「粉食がハレの食物とされるゆえんは、一つには、その加工に多くの手間がかかり、大量には作れず、しかもその保存に日本の風土は適していなかったために、貴重品であった。」としている。 |
[PC掲載ページ] 12-3 jisyoj [Mobileのページ] 12-3 jisyoj |