そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

合類日用料理指南抄
 
元禄2年(1689)初版の料理書で江戸時代の料理百科と言われている。「合類日用料理抄」の麺類にそばについてあり、〇蕎麦切の方 〇同蕎麦切秘伝の方 〇そば切ゆでゝ久ク持様 とあって、それぞれについての解説がある。先ず、「そば切り」は、そば粉に少量の熱湯(よく煮たった湯)をたらして、混ぜ合わせる方法、次の「そば切りの秘伝」は、打ち粉に小糠をふるって使う方法と、その利点について記している。「蕎麦切りをゆでて長くおく方法」には、ゆで湯の中に砂糖少しとくるみ五つを入れるとある。それぞれについては、こまかくその効用を具体的に説明している。
 
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