そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

語源説   (二八そば)
 
二八という言葉の語源について江戸期以来議論されてきたがいまもってわからない。主たる二説は「掛け算の価格説」と「配合割合説」で、どちらも単純で分かりやすい反面、矛盾点や問題点も分かりやすいという難点もある。価格説の2×8=十六文は理解しやすいが「二八」という言葉の出現は、享保年間(1728頃)といわれ、そばやうどんの値段は六〜八文の頃だった。一方、粉の配合説は、江戸時代の粉の計量などは升(ます)で量る方法が採られていた。時代背景を考えた場合の二割:八割=足して十割という現在的な計量と配合方法は不自然であるのと、何よりも「二八うどん」「二六」「三四」などの説明も困難である。
 
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