|
祇園執行日記 素麺の初見 |
京都の祇園社(現在の八坂神社)の事務や法会を管掌する役職の日記。康永2年(1343)の記事の中に、「自丹波素麺公事免除之間、一兩年不上、仍素麺儀沙汰之、坊人宮仕等少々來」とあって、これが「素麺」という表記の初見である。なお、これより先の暦応3年(1340)正月の「師守記」に「麦麺」という記述があり、さらに2月10日「華麺」が登場する。これを素麺だとする説もあるが、あくまでも「素麺」という言葉の初見は祇園執行日記といえる。 |
[PC掲載ページ] 2-1 so-h [Mobileのページ] 2-1 so-h |