そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

数の符丁
 
大坂で有名な「符丁」は、魚市場「雑喉場(ざこば)」や魚屋が使った符丁で、一説に豊臣秀吉から教わったとされる「1から9」までの数の符丁である。雑喉場のセリにはすべて「さ り と わ お も し ろ い」の符丁が使われた。一方、青物市場の場合は梅桜松竹で、「む め さ く ら ま つ た け」であったという。「符丁」は客など第三者には分からないように値段や合図などを「隠語」にしたもの。「通し言葉」は店内用語を符丁も交えながら簡略化して客の注文を調理場や作業場に伝達する役割を持っている。
 
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