そば用語辞典   < Mobile 辞典へ   < PC 辞典へ

饂飩問屋
 
「うどん売りの道具一式を備えた屋台」の貸出しをし、うどん屋や鍋焼きうどん売りはこの屋台を借りて売り子となった。【明治物売図聚 三谷一馬著 立風書房】に「なべやきうどん売り」のなかで、明治38年「太平洋」から引用した文があり「看板の行燈へ、当り屋とか千歳屋とか延喜の好ひ名を記し屋台の上へ今戸焼の焜炉(こんろ)二個を添へた荷を貸す饂飩問屋がある。これで屋台を借りて売子となったら、何時でも鍋焼饂飩屋となれるのだが・・・」「之を借入れても、付属品の汁注ぎ薬鑵 行平鍋 箸 箸入れ・・・雑具は売子の自弁」てたいへんだが、そこそこの稼ぎにはなるので、農業の閑を見て、例年遠国から態々出稼に来ることになって居る。とある。
 
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