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オヤマボクチ   富倉そば
 
キク科ヤマボクチ属の多年草(雄山火口)はヤマゴボウ・ゴボウパ・ゴンボッパの方言のようにゴボウの葉によく似ている。干した葉を蒸して草餅に入れたり、干した葉をもんでもぐさ状にしたものをそばを打つ時のつなぎとして珍重してきた。長野県飯山市富倉は新潟の県境に近い山深い地方で、ヤマゴボウをつなぎに使ってそばを打つ技法が伝わっている。特につなぎに使われるヤマゴボウの葉は、6月中旬に刈り取ったものだけを乾燥させて使い、このそばは冬の寒い時期でも冷たい水でさらしたのを食する慣わしだそうだ。*「富倉そば」の項参照
 
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