第12回 話し合い (H16.11.17)

12-15 出来る範囲もあれば、出来ない範囲もある。

【参加者】 サービス本部    企画部 フィールド技術担当課長
       小型RAグループの方
       品質管理部 うるるとさららの開発責任者の方
       お客様相談窓口   グループリーダー  
                              奥野

でも、1999年型までは湿度の設定は無かったんでしょ。
湿度コントロールというのは、客から見たら(設定した湿度に制御出来る)そういう事じゃないですか?
再熱除湿であるとか、加湿での湿度をコントロール出来るという意味合いでの湿度の表示をしていたんですけど。
じゃあ、除湿冷房モードで湿度を設定を設けた事の意味は何ですか?
除湿冷房モードは、
湿度コントロールではないのですか?

さらら除湿モードの湿度設定50%と除湿冷房モードの湿度設定50%は違うものなんですか?
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そんな事は、いい訳ですよね。 言い訳と言われたらあれなんですけど、開発の新しい新機能とリモコンでどう表示させていくか。

全く新しい機能を2つ搭載しましたので、リモコンのお客様の操作を設定したんですけども、そこが当然
湿度コントロール出来ないであるとかモードを変えないとコントロール出来ないエリアであるとかを含めた表現・販売の仕方が一部誤解を招く部分があったという事はあると思います。

A型からB型・C型と徐々にお客様の声を反映させるような方法はとってきたんですけども。
E型までは、改善らしい改善はしていないとさんざん言ってるし、あなた達も認めたでしょ!
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それは、再熱熱交換器の面積をアップしただけでしょ。 製品の技術的な変更もありますが、例えばカタログの表現であるとか、まあ、加湿の部分であるとか。
お、この部分に関しては第11回までの【ふざけるな!!ダイキン】読んでくれているんですね。
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それは加湿の部分だけでしょ。
C型(02年)には除湿に関しての注意書きは無かった。
B型C型と2年間も放置していたんですよ。

D型(03年)には除湿に関する注意書きは書いていた。

書いてはいたけども、
湿度がコントロール出来ないのであれば、湿度設定を出来なくしたほうがいいんじゃないですか?
出来る範囲もあれば、出来ない範囲もあるという事で。
だ・か・ら!!何度も言ってますよね。
除湿冷房モードでダイキン推奨値の28℃50%に設定しているんです。
夏場には深夜は30℃以下に必ず下がるのに、それが出来ない範囲というのであれば、除湿冷房モードに
湿度の設定を設ける意味が無い。
A型では再熱除湿に自動で切り替わるから
湿度の設定を設ける意味はあったと思いますが。
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出来ない範囲とはどこですか? 除湿冷房ではこのエリアの白いところです。
外気温度が32℃で室内温度が20℃を下回る(即ち白いエリア)ような設定をする事は、まず無いでしょ。
エアコンをつけていないのに外気
温度35℃で室内温度が22℃になっている事は現実であるんですか?
こんな事はほとんど無いでしょ。
はい、無いです。
ここまで運転してくる間で、除湿冷房モードで湿度コントロール出来るエリアを通ってくるんでしょ。 そうです。
外気温度が30℃で室内設定が25℃レベルでありますと除湿冷房モードで
湿度コントロール出来ます。
じゃあ、範囲外になる事なんてほとんど無いですね。 その意味は、例えば外気温度が35℃でお客様がリモコンで温度を非常に下げられるといった設定です。
外気温度が35℃もある時に室温を20℃まで下げる人なんてあまりいませんよね。

その設定では除湿冷房モードで
湿度が50〜60%の間にコントロール出来ない(範囲外)ので、温度設定を上げてくださいというのなら解りますが、除湿冷房モードでのダイキン推奨値は28℃50%ですよ。

これが、除湿冷房モードの範囲外と言われましてもねえ。
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いずれしろ、除湿冷房モードで湿度が設定出来るようにしているのが悪いんです。

除湿冷房モードで60%以上に上がるって事はありえないんでしょ。
だって、リモコンの設定では50〜60%にしか選択出来ないんだから。
このリモコンでの操作の言われている所はその通りです。
このエリアであればコントロール出来る、このエリアではコントロール出来ないとカタログには書いていなくても取説には書いてあるんですけど。

ただモードを切り替えて頂ければ範囲は大きく広がるんですが、そこを十分説明しきれなかったと言うのが反省でございます。

それを今回不十分ではございますが、お客さんに快適に使っていただく為にはどうしたらいいのかと検討します。
その結果が驚きの、第13回の話し合いです。
もう書くのも馬鹿らしいですが、除湿冷房モードでは通常想定範囲内での使用で湿度が設定値通りに制御出来ないんですよ。
そんな機能は削除して、
湿度コントロールはさらら除湿モードだけにしておくべきだと思います。

または、音の問題に目をつぶって除湿冷房側から再熱除湿側に自動切り換えをして、通常想定範囲内での使用に耐えうるエアコンにしておくべきです。

繰り返しになりますが、音の問題はさらら除湿モードに手動で切り替えようが、自動で切り替えようが、B・B・D型では同じ大きさなんですよ。
湿度が制御出来ないので手動でさらら除湿に切り替えて下さいと言うのであれば、自動で除湿冷房側から再熱除湿側に切り替える制御を、B型以降も続けておいたほうが正解だったと思いますよ。

やっている事も、音の問題もどちらも同じなんですから。