バイオハザード6の二次小説を書いてます。
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ツイッター小話【ら行】
楽だな、と思う。一番自然に呼吸して自分らしくいられる場所。今までそれはクレアのそばだったのに、今はここ。シェリーはジェイクの腕の中で寝返りを打って、眠っている彼の寝顔を見つめた。意外に睫毛の長い切れ長の目元を見ながら、彼にとっても私がそうだったらいいな、と思った。

//きっとジェイクもそうだと思うよ!間違いなくな!!


理性を失うことができたなら、と何度思っただろう。そうしたら何も考えずに彼の胸の中に飛び込んでいけるのだろうか。賢しい大人のフリをしなくてもいいのだろうか。エイダはそう考えて思わず苦笑いを漏らした。想像するだけならいくらでもできるのに、と目の前のレオンに背を向けた。

//エイダさんはまだレオンの腕の中で安らげないのです。今はまだ。でもきっといつか――とお互い願っていればいいのに!というレオエイが滾る。


ルックスは悪くないのにね、と何度聞いたかわからないセリフを吐いたクレアにクリスは溜息をついた。お見合いでもしてみれば?と余計なお世話だと顔を顰めて反撃に出る。「お前だって独りじゃないか。俺を心配する前に自分の心配をしろ」言われたクレアの顔が微妙に変化した。オイ、ちょっと待て。

//あの兄妹のやり取りってベロニカ以外でないんだっけ。クリスのお兄ちゃん!な面ってほとんど記憶にないからなー。クレアは仲人おばさんのように「兄さんいい人いないの?」と会う度に言ってればいいなと思った。


冷酷な現実。どこかで思っていた。レオンは絶対に私を裏切らない、と。例え私が裏切っても、彼はきっと「何か理由があったんだ」とか言いながら信じてくれる。そう思っていた。でもそれは幻想だったんだろうか。これはきっと彼の優しさと人の好さの上にに胡坐をかいていた私への手痛い罰なんだろう。

//レオンがエイダを裏切るっていうか、応援できなくなった感じ?レオンはプロなんだから、やっぱりエイダのためとはいえ自分の踏み外せない領域っつーのが明確にあると思う。目的は同じでも手段が違えば価値観がすれ違って関係に溝を生む…でもお互い想い合ってるのは同じ!みたいな感じでどうですか、ん?ん?


「ロクなもん食べてないでしょう!」研修で1週間家を空けて帰ってみれば、家は惨憺たる有様だった。ロクな食生活じゃなかったことが窺えて、出す声も厳しくなる。首を竦めてやり過ごそうとするクリスに向き合う。「悪い。お前がいないと食べる気がしなくてな」ピアーズはそう言われて閉口した。

//クリスは天然でピアーズをグッと詰まらせればいいな、と思いました!この人自分の破壊力わかってやってんのかね…とかピアーズが苦笑いしてればいいぞ!!


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