バイオハザード6の二次小説を書いてます。
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ツイッター小話【ま行】
まるで泣いてるように見えた。顔は笑っているのに、泣いてるように見えるのはなぜだろう。レオンはその顔に両手を添えようとして一歩近づいた。エイダが微笑んだまま首を傾げて一歩遠のいた。お互いの距離はたった三歩なのに永遠に詰めることができない距離のように感じた。

//この二人って背中合わせというより向かい合って三歩くらいの距離が常にある感じだな。エイダさんの表情から感情を読み取れるのはレオンだけだったらいいな。


みんな一緒の方が楽しいじゃない?と言われてジェイクは思わず顔を顰めた。「二人の方が…いや、何でもない」言いかけた言葉は無理矢理飲み込む。目の前で首を傾げている鈍感で天然なシェリーに二人きりになりたいと伝えるにはどう言えばいい?できれば自分の下心は隠したままだとありがたい。

//ジェイクがエロハゲになってる…いや、でもこのシチュはフツーにありそうだ。


「向こう向いてて」小さく呟いた声にジェイクは「今更だろ?」と笑った。「今更でも恥ずかしいかしいの!」見られていると服すら着れないのか。「じゃあ目を瞑る」と素直に目を閉じた。しばらくこちらを窺っていたシェリーはホッとしたのか着替え始めた。薄目という発想がない彼女はホントに可愛いな。

//シェリーが可愛くて仕方ないジェイク。


「目を閉じろ」至近距離で呟かれてピアーズの心臓が跳ねた。「な、何で…」滅多にない展開に動揺して噛む始末にピアーズは舌打ちしそうになった。「いいから」重ねて言われて渋々目を閉じた。それでも瞼に遮られた向こうにクリスがいると思うと落ち着かない。一体いつになったら平気になるんだろう。

//最近ピアクリはこんなんばっかだな。


もう会えないと思っていた。自分の代わりに崖に落ちていく彼女を見ながらどれだけ自分を責めたか。決して弱音を吐かない強い彼女が隣からいなくなる日が来るなんて思ってもみなかった。守りたいと言えば守ってもらうほど弱くないと言われそうで結局伝えていない。彼女の顔を見ながら、クリスは口を開いた。

//クリジルもう書こうかな。結構好きだな、この二人。今回はクリス視点の"あの時"のことかな。うーー、滾る。


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