バイオハザード6の二次小説を書いてます。
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ツイッター小話【は行】
「放して」エイダは震える声で呟いた。嫌だ、と耳元で低くきっぱりした声がして、背後から抱き締められた腕に更に力が籠る。「放せば逃げるだろ。もう逃がさない」いつになく断言するレオンにエイダの心臓が跳ねた。嬉しくないわけじゃない。でもそう言われて素直に頷けない自分が少し恨めしい。

//何かこの小話の中ではこの二人の距離が近いな!結構攻めるレオンもいいかもな!エイダを落とすセリフとか考えんの楽しいぞ(^ム^)


引き出しを開けて見えたものに溜息を吐いた。これをいつ返そうか、そもそも返せる機会があるのか。レオンは答えの出ない疑問を放棄して引き出しを閉めた。持っていることで確実に何かを期待している自分にも嫌気が差すが、捨てれない自分にももうそろそろ降参した方がいいのかもしれない。

//エイダさんからのプレゼントですよ、あれです、ア・レ!ヘレナに「返すんでしょ?」と渡されたアレですよぉ(^ム^)レオンはきっと捨てられなくてずっと持ってるよね。いつか返せるかな、いや、そんな期待はしないでおこう、みたいな!


服を握り締めていたことに気づいて慌てて拳を開いた。ジェイクの袖にくっきり残った皺を見て、シェリーは自分の余裕のなさを目の当たりにしているようで悔しくなる。それでもキスされている間は何かを掴んでいないと全部持って行かれる。思考も感覚も心も全部――その代償がこの皺だと思うと切ない。

//いつまでもキスに慣れないシェリーちゃん。


平気なんですか、と詰め寄られても、平気じゃないなんて言えるわけない。お前は俺が余裕綽々だと思っているようだが、実際これっぽっちも余裕なんかない。お前が誰かに言い寄られて平気なわけないだろう、と言えればいいのに、言えるわけがない。言えない理由も傲慢すぎて口に出せない。

//主語がねぇぞ(^^;)わかるかな?ピアーズはフツーにモテそうだよな?言えない理由?そこまで縛っていいのかとか大人ぶって考えてるけどそれがピアーズにしてみれば余裕に見えて癪に障る。つまりお互い相手が見えてそうで見えてないと!


欲しい、と言われて何て答えていいのかわからなかった。何が欲しいの?とはぐらかすつもりで敢えて聞いてみれば、ジェイクに真っ直ぐ「お前が欲しい」と言われてシェリーは曖昧に笑った。意味がわからないほど子供じゃない。でもまだもう少し、わからないフリをしてもいいかしら。

//まだちょっと先に進むのは怖いシェリー。ウチのジェイクは肉食らしいのでそんなことはお構いなしなんですけどネ!


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