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君と一緒に歩きたい


「何だか大変そうだね,……私には関係ないけど.」
竹村はむすっとした顔で,「そうだな.」と答えた.
いかにも竹村とあの逃げた女の子は,わけ有りっぽい.
……できるだけ,関わらないでおこう.
私は一人,バーガーショップから出て行った.

家に帰り,母と一緒に夕飯を食べる.
父は会社の決算で,ここ二,三日は残業だらけだ.
兄は珍しく,帰ってこない.
多分,新しい彼女が出来たのだろう.





うらやましいなぁ,私はまだ失恋中なのに.
くっそー,むかつく! 男なんて嫌いだ!
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