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君と一緒に歩きたい


三年後,私は女子大生になっていた.
内部受験をして,付属の女子短大に上がったのだ.
「ミツキー!」
高校時代からの親友ミツキも,一緒だ.
キャンパスで私が大きく手を振ると,ミツキは控えめに微笑んでくれる.

ミツキは,実はかなりの美人だ.
しかも性格がおとなしいから,悪い男たちがたくさん寄ってくる.
私が,しっかり守らなくっちゃ!
今ではいい思い出になった竹村も悪い男だったけれど,大学生,社会人の方が油断ならない.

男なんて,いい加減で,お調子者で,無責任で.
だから私は,女同士がいい.
楽しく,気楽に,笑い合える.
ずっと一緒にいようね,ミツキ!





――END(親友)
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