畠中城

所在地:貝塚市畠中
 土豪神前氏の邸を中心に畠中村の集落を取り込むように築かれていたという。
規模は、東面95間、西面93間、南面106間、北面65間で、本丸は竪25間、横18間であったという。
 天正13年(1585)豊臣秀吉の根来・雑賀征伐時には積善寺城の支城として神前宗行の妹婿是光を城将とし和泉日根郡の土豪層と雑賀衆が3500人程籠城したが、千石堀城が落城するにおよび畠中城の兵は逃亡したという。
 (『日本城郭大系 12 大阪・兵庫』新人物往来社刊より)