千石堀城

所在地:貝塚市橋本
 天正年間(1573−92)に、紀州根来・雑賀衆が、織田信長に対抗するために築いた付城の一つ。
 天正5年(1577)の織田信長来攻時には、根来衆は城を捨て退散している。
 天正13年(1585)豊臣秀吉の根来・雑賀征伐時には、畠中城とともに積善寺城の支城の役割をにない、根来左太仁が城将として入城。しかし、筒井順慶が放った火矢が城内の火薬に引火、城は灰燼に帰したという。
 (『日本城郭大系 12 大阪・兵庫』新人物往来社刊より)