積善寺城

所在地:貝塚市橋本
 根来寺が、永禄元年(1558)に三好氏と争った時、築城したという。
 城の規模は、東面78間、西面93間、南面120間、北面132間で、本丸および東西南北に櫓を構えていたという。
 天正13年(1585)豊臣秀吉の根来・雑賀征伐時には、出原右京が城将として根来衆の援軍9千人余りを加えた1万人程が籠城した。
しかし、支城の千石堀城畠中城、高井城が落城するにおよび、貝塚の卜半斎の仲介により開城したという。
 (『日本城郭大系 12 大阪・兵庫』新人物往来社刊より)