足の指の間が痒くなる心意気

2002年10月13日(日) 「つかの間の恋」〜日曜日の恋愛論

男はつかの間の恋をする。

電車の中で前に座ったきれいなおねぇさんに。
道ですれ違った小粋なマダムに。
スーパーのレジ打ちをルーズソックスのままこなす可愛い女子高生に。
赤いランドセルを背負ってリコーダーを吹きながら歩く小学生の女の子に。
ふと気づくと恋をしている。
毎日毎日。
とっかえひっかえ。
よく飽きもせずに。
その場限りの恋をしている。


例えば電車の中で。
きれいなおねぇさんたちとふと目があおうものならば。
もう完全に舞い上がったり。

「もう向こうは絶対気がある。これは運命だ! 運命なのだ!」などと
一人勝手に決め込んでやたらに張り切ってみたり。

「彼女は必ず同じ駅で降りる。全てをかけてもいい。これは運命だからだ」と
などと勝手に人生の運試しをしてみたり。

張り切ってみた割にはそのおねぇさんが先に電車を降りた瞬間、
「ふっ。短い恋だった」などとあきらめの境地にたやすく瞬時に達してみたり。

次の駅でまた別のきれいなおねぇさんが乗ってきたら
また新たな運命を感じてコロリとそっちに乗り換えたり。
で、また運を勝手にかけてみたり。

そんなこんなの繰り返しで
毎日毎日電車に乗るのが楽しみになったり。


行く先行く先それぞれに、「好きな人」がいるだけで、人生明るくなるモノだ。
もしかしたら男にとって、この「行く先々に『好きな人』を作る行動」こそが、最も重要な原動力=生きる力になっているのかもしれない。

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