足の指の間が痒くなる心意気
2002年10月8日(火) 「ハメマラ」 |
ハメマラ。漢字で書くと「歯目魔羅」。文字通り、「歯と目と魔羅」のことである。ちなみに「魔羅」とは男性器のことである。この真実を知った瞬間から、「マラカス」や「マライヤ=キャリー」などの言葉が俄然あでやかな光彩を放ち出すから不思議。 このハメマラとは、「男性というものは、歯→目→魔羅、の順でダメになっていく。気をつけるべし」ということをわずか四文字で表した見事な警句なのである。このたったの四文字に、過去何兆何千億人の男達の汗と涙と諦めと悪あがきが、グググッと凝縮しているのを感じられるではないか? 今朝、歯磨きすると歯茎から出血が止まらない。こ、これは…ついに歯にきたのか? するとそのうちに目がかすむようになって、そしてそしてそして…。鏡の中の自分が歯茎から、じわじわじわじわとめどなく血を流してるというのに、頭の中の想念はシモへシモへと走っていく。 歯ブラシだっていつものヤツだ。そういえば昔、やたら歯磨きで血が出るから変だ、と思ったら歯ブラシじゃなくてカミソリで歯磨きしてた…とか言うブラックジョークがあったなぁ、よかったまだ。カミソリじゃなくって。 と、どんどん現実逃避していこうとする思考をつなぎ止めつつ、台所から塩をとってきてとりあえず塗りつけてみたり。で、逆に高血圧が怖くなってみたり。冷たい水で何回もうがいを繰り返したり。で、知覚過敏がぶり返して、シミる歯茎を思わず意味もなくムキ出しにしてみたり。 とにかく仕事帰りに薬用と名の付く歯磨きを買ってきて早速使い始めた。おかげかどうか、先ほどの歯磨きでは一切出血無し。実に良い感じだ。もう食前食後食間おやすみ前と歯磨きが欠かせない身体になりそう。まさに歯茎がキュッと、引き締まる感じ。 腹回りには………効かんやろなぁ… |
片言隻句 歯、目、魔羅と じわじわと来る 黄昏に 赤玉来たりて 笛を吹く からぶすさま おびえつつ見る 薬のチラシ 3太郎 |