足の指の間が痒くなる心意気

2002年10月6日(日) 「甘え上手は恋上手」〜日曜日の恋愛論

 恋を見つけるのと同じか、それ以上に難しいのが、そこからのもう一歩。

 とりあえず付き合っただけ、までは割と誰でもできる。ただそれだけに甘んじていては何らの発展はない。もう一歩。それを如何に踏み込むか。それがその後の恋の成長、ひいてはあなたの人生における大きな分岐点にもなり得るのである。

一生懸命仕事してる、その横顔がステキ。

 これは比較的ポピュラーで今や男女問わず挙げられる「惚れられる理由」のひとつなのだが、これだけで惚れさせたとしても、そこから一歩進むのが難しい。むろんのことだが、そこから先へ進むには、何らかのきっかけが必要なのだ。


 上方落語界の大スターだった故・桂枝雀氏は、かくの如き名言を残している。

「『笑い』とは『緊張と緩和』である」

 すなわち「笑い」とは、会話などで高まった「緊張」を、ふっとゆるめる瞬間に生ずるのだ、と彼は言う。そしてその「緩和」がさらなる次の緊張をより効果的に際だたせるのである。その緊張はより大きな緩和を生み出す。…これは笑いだけでなく恋愛始め全てに当てはまる素晴らしい至言であると思う。

 「仕事してる横顔」をさすがに四六時中見せているわけにはいかない。つまり、始終緊張しているわけにはいかないのである。人間である以上、緊張があればどこかで緩和する必要がある。しかし、「緊張」の顔は人に見せられても、「緩和」の表情は家族でもなければ、そうそう他人に見せるモノではない。

 そこでその「緩和」した顔をふとした瞬間に、あの人に見せてやるのだ。緊張した顔と、緩和した顔のギャップ。これは相手をメロメロにさせる要因として充分なり得るのではないだろうか。
「ああ、この人は私だけにこんな顔を見せてくれる…」
そう思わせればもう、シメタものだ。

いつもは厳しいあの人が、あんな穏やかで優しい顔をしてくれる。
いつもスキを見せないあの人が、こんなに甘えた顔、甘えた声を見せてくれる。
それも、私だけに。私の前でだけ。

 この「私だけ」に弱いのは、大阪のおばちゃんだけではあるまい。人なら誰でも持っている「征服欲」を満たしてやることは、彼氏または彼女を虜にすることへの近道に間違いないだろう。

恋を掴んだら、とにかく甘えてみる。
もちろん、ワガママでない程度に。

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片言隻句

甘え顔 あなたの心 とろかせて

もらった笑顔にワタシメロメロ
麗-reiさま


べたべたしても くどさ感じず  3太郎
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