足の指の間が痒くなる心意気
2002年10月5日(土) 「マックとマクド」 |
「マクドナルド」というファーストフード店がある。 今やデフレの象徴ともされるこの店の店名は、概ね名古屋以東では「マック」、それより西の地方では「マクド」と呼ばれることでも知られている。どちらが正しい、と言うつもりはないが、やはりココは「マクド」と呼ぶべきである。 なぜなら「マック」では他の商品と混同するおそれがあるからである。例えば有名どころではやはりパソコンの「マック」=「マッキントッシュ」であろう。 「すいませーん。マックバリューセットひとつ」 「マックバリューセットですね。…お待たせ致しました、本体、モニター&マウスのセットで¥299,980−です」 「げげげ。ここはマック、ですよね?」 「ええ、マックですよ。ちなみにスマイルは¥0−です」 …ほ〜らややこしい。 ググって見たら、ほかにも包丁の「マック」、ドライアイス製造器の「株式会社マック」、不動産「マックホーム」、健康食品「マックコーポレーション」、正体不明の「マック商事」などなどなど。ハンバーガー買いに行って、包丁とドライアイス製造器と住宅と健康食品とをセットで売りつけられたら、どーする? また「マック」は人名にも多く用いられ、マクドナルド以外にも「マッカーサー(MacArthur)」「マックイーン(MacQueen)」「マッカートニー(McCartney)」「マグワイヤ(McGwire)」などなど枚挙にいとまがない。 あなたがハンバーガーを買いに行って、元帥と、GT4勝の大種牡馬(またはハリウッドの名優)と、偉大なロッカーと、メジャーのホームランキングに取り囲まれたら、どーする? え? うれしい? そ、そうか。 ちなみに「Mac」または「Mc」とはアイルランド特有の人名の一部であり、ゲール語で「息子」の意味を持つ。「マクドナルド(MacDonald)」は「ドナルドさんちの息子」と言う意味である。 で、あるから当「隔靴掻痒言語学研究所」では「マクドナルド」以外には指しようがない「マクド」を、ハンバーガーのマクドナルドの正しい略称として推奨するものである。 「マックバリューセット」→「マクドバリューセット」 「ビッグマック」→「ビッグマクド」 「朝マック」→「朝マクド」 もう大丈夫。コレで間違いなく、あなたはハンバーガーにありつくことができるだろう。しかもなんだか、メニューも大盛りっぽく聞こえるような気がする。 他のモノを売りつけられる心配もなく、大盛り気分でお得な「マクド」を、さあみんなで広めよう! |
片言隻句 ハンバーガー 大盛り、アゴが はずれます 上から押さえて つぶして食べる 伝助さま だけど小盛りじゃ 足りんぜ サンちゃん 麗-reiさま はずれても喰い はずれても喰い 3太郎 |