足の指の間が痒くなる心意気

2002年9月26日(木) 「温泉三昧

 久しぶりに風呂に入った。あ、いや、ほぼ毎日シャワーは浴びていたから、浴槽にはいるのが久しぶりということで、つまり広義に言えば風呂にはだいたい毎日入っているのだが、狭義の意味でのいわゆる「風呂に入る」という意味では久しぶりなワケで、だからつまり風呂に入ったのだ。

 タダの風呂ではない。600円だ。いや、それも確かにタダの風呂ではないと言う意味なのだが、若干ズレが生じているわけで、ワタクシが言いたいのはつまり普通の家庭の風呂ではなく、かと言って特殊浴場って言うわけでもなく、つまりは温泉に行って来たのだが。

 職場の男3人連れ持って、ひとつ裸のつきあいを…と言っても、言うまでもなくワタクシはホモではないわけで。あ、しかしあとの二人はもしかしてもしかするとそうかもしれないのだが、それを確かめる術も度胸もないわけで、つまりはアンタッチャブルな話題に触れてしまったことを今ハゲしく後悔しているのであって。

 朝早く、それも出勤するより早く起きて集合場所へ向かうのだが、しかしなぜ遊びの時には仕事よりも格段に目覚めがよく、しかも迅速に着替えなどの行動をとれるのか? まぁこういう人間なのだ、と妙に納得しつつ合流する。日帰り温泉ハシゴ強行軍ツアーだ。見事に助手席をゲットし、運転手を尻目に後部座席の先輩と酒盛りを始めた。まぁこういう人間なのだ。

 風呂に入ると早速言われる。
「お前、ムッチャ肥えたな」
「え、そうすか?」
「ほれ、ココ立ってみ」
つと立ち上がると先輩も立ち上がり、ワタクシの背後に密着する。…う。先輩、ダメです、そんな…
「ほれほれ」
「あ。あ、あ。なんですか…先輩…」
「…お前、腹でちんちん見えてへんやんけ」
ふと横を見ると先輩がワタクシの肩越しにワタクシの足元を見ている。なるほど。…先っぽも見えてない。それで最近、小用を足すとき目標から逸れてしまうのか、と妙に納得。

 ジャグシーにサウナに打たせ湯に寝湯に露天風呂に薬湯に電気風呂。あの電気風呂には子どもの頃から入ることができた試しがない。痛いじゃないか! 痛くはないのか? その小さな浴槽の中で肩まで浸かって時折眉をひそめるオッサンが少し羨ましい。

 二つ目の温泉の露天風呂にはウッドデッキがしつらえてあって、サンサンと照りつける初秋の太陽の下、裸のオッサン達が局部もあらわに所狭しとごろごろ寝転がっていた。映像で見たアザラシの大群を彷彿とさせる眺めであった。いくら風呂とは言え、ヌーディスト村じゃないんだ。せめてタオルくらい掛けて欲しい。ついつい見比べてしまうじゃないか。

 二カ所もハシゴして、それもそれぞれでしっかりとモトを取ろうとしたモノだから、すっかりノボせてしまってフラフラ。でもふと気付くと何だかカラダが軽い。あ、決して痩せたとかそういう意味じゃなくって、疲れがとれたっていう感じなのだ。やっぱりメンドクサクても、ちゃんと毎日風呂を沸かして入った方が良いのだろう。帰りの車の中はほとんどうたた寝したままで帰ってきた。久しぶりの風呂は、やっぱり気持ちよかった。

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片言隻句

風呂上がり やっぱり牛乳 腰に手を

添えるつもりが 湯あたり失神
志さま

フルーツ牛乳が ポイント高い
あおのりさま


一気に飲んで 鼻から逆流!  3太郎
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