足の指の間が痒くなる心意気

2002年9月2日(月) 「信濃の国の乱・ダム合戦の顛末」
前編はコチラ

「…ご同役、いかがいたそう?」
「う〜む…わが方がここまで惨敗致すとはのぅ…」
「バカ殿の軍勢がここまで強いとは、思いもよらなんだ」
「まったくじゃ」
「将軍家から金をもらって、河に堰を作るのが何故イカンのじゃ?」
「堰だけではないぞ。街道もそうじゃ」
「タナカのバカ殿も、我らが通した新幹線を常々使うておるではないか」
「堰がダメなら、同様に新幹線もダメであろうに」
「まったく。駕籠でも使えばよいのじゃ」
「とにかくご同役。みどもは腹を切ることに決めたぞ」
「なんと。腹を召されるか!?」
「うむ、みごとかっさばいてバカ殿にご覧に入れて見せようぞ」
「天晴れなご覚悟。拙者、感服致した」
「ナニを申される。貴殿も腹を切るのじゃ」
「いいっ? そ、それは…」
「さ、用意はすでにできておる。ささ、こちらへ」
「腹切るくらいなら、拙者、脱ダム宣言致そうかのう…」


 かくて全国から注目を受けた信濃の乱・ダム合戦は、ご存じのように、前の信濃守・タナカのバカ殿が、全領民の6割以上の力を結集し、最大の難敵とみなされていたハセガワ御前の軍勢を倍以上の差をつけ一方的に打ち破ったのである。

 「ボクちゃん、絶対勝つと思ってたよ。うん。だって領民のみんながテーマソングまで作ってくれたんだもんね。この唄歌うとさぁ、奥様方がきっちり集まってくるわけ。いやぁねぇ。スーパーの特売みたい。うふふ。じゃ歌ってみようかなぁ」

      ♪タナカタナカタナカ〜 タナカが通ると〜
               日本日本日本〜 日本が良くなる〜♪

 このテーマソング「おタナカ天国」をひっさげて、タナカ前信濃守の軍勢は勇気百倍、瞬く間に信濃国全域を支配するに及んだのである(実話)。信濃国は本当に脱ダムできるのであろうか? まだまだ勢力を温存している守旧派を如何に御していくことができるか? タナカのバカ殿の御政道における手腕がますます注目されている。

 また、蛇足ではあるが特に関西人から密かに注目を集めていた「羽柴秀吉」を名乗る、かつての大阪府知事選候補・衆院大阪10区候補の青森在住の歴戦の勇士が、この信濃国でも万近い軍勢を集めていたのは、実に驚きに値する。「信濃国にもイチビリ(はしゃぎたがり)がようけおるんやなぁ」と思った関西人は少なくないであろう。感慨新た。彼が陽の目を浴びる日は、果たして来るのか?

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ダムがダメ 理解できない 旧悪を

倒してくれよう 田中侍
朔月さま


如何に裁くか 高見の見物  3太郎
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