足の指の間が痒くなる心意気

2002年8月23日(金) 国際協力」

 現在我が国は内外に様々な問題を、それこそ山のように抱えている。国際社会からは「金だけ出して血を流さない日本」と後ろ指を指され、国内からは「税金の無駄遣い」を指摘されること枚挙にいとまなし。そんな問題を一挙に解決できる良策を提言してみたい。

 国内には様々な公的施設があるが、日本人の体質なのかなんなのか、新しいモノを作るのはダイスキ。でもいらなくなったモノを同時に捨てる、と言う「ビルド&スクラップ」の感覚を持ちあわせてはいないのか。何かを作ったらそのランニングコストが必然的に生じるということを、全く判っていない。サッカーW杯で各所にできたスタジアム。あれなんかまさに税金の固まりである。そして今は全くの閑古鳥。少し考えれば判りそうなモノなのに。

 また、昔からあるからと言う理由だけで「必要なモノ」と認知されている「刑務所」。犯罪者の社会復帰のため、もちろんその必要性も認めるが、「平成13年度版犯罪白書」によれば仮出獄者の再犯率はざっと30%。刑務所内での教育プログラムは限界を迎えていると言わざるを得ない。また全国189の刑務所及び拘置所・支所の収監率も2001年8月末において100.6%。また全国6カ所の女子刑務所においては120%を越えているという(2001年監獄人権センター総会報告より)。当然のように国は「施設の拡充」を図るべく予算をとった。その額百数十億円。これだけの予算でもたった4.1%の定員増。全刑務所等の定員64,400に対し2,640人の定員増。年間の犯罪者増が昨年度で5,000人。果てしなく不毛なイタチごっこの予感。そろそろ刑務所の存在への認識を改めるべき時期に来ているようにと思われる。


 そこで。
 こんな案はいかがであろうか?

 犯罪者にはアフガン、カンボジア他で地雷掘りをさせる。

 一挙に我が国の国際社会における地位も上がる。そのうえにお役にも立つ。おまけに国内の刑務所収監率も下がり、アフガン送りにするまでもない軽犯罪者に対する適切な教育プログラムも効果的に実施できる。

 「地雷掘りの刑」が確定した受刑者は、その犯罪の軽重によって掘り出す地雷のノルマを決められる。例えば重犯罪者には「はい、キミは地雷千個ね。ノルマ掘るまで帰ったらアカンよ」という具合に。近年増加の一途を見せる少年犯罪の刑としても最適のプログラムでは無かろうか? あらゆる意味で「人の痛みを知る」事もでき、しかもその刑は基本的には「善いこと」なのだ。実にやりがいのある懲役刑ではないか。逆に「善いこと」するために「悪いこと」してしまうホンマモンのおバカが出そうな気もするが。

 ロシア大好きなあの恫喝腐敗政治家にも最適。なんたってアフガンに現在地雷がばらまかれたのは他ならぬ旧ソ連のアフガン介入に端を発しているのだから。

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