足の指の間が痒くなる心意気

2002年8月20日(火) 「パンツの価値

 最近ますます流行っているのがあの、「ローライズ・ジーンズ」。そうモノによってはお尻の割れ目まで見えそうな。そして前へ回ればおヘソ丸出しの。あのジーンズである。

 皆さん当然のようにパンツのゴムの部分を露出していらっしゃる。ピンクだったり、白だったり、黄色だったり。そして男共の目線は当然のようにそのわずかに見えるゴムの部分に釘付けとなるのである。コレは全く自然な現象であり、責められるべき行動だとは決して思わない。わずかとは言えパンツはパンツ。男にとってはあこがれのパンツ。コレが見ずにおられようか。だいたいが向こうから見せてくれているのだ。見ないと失礼に当たるというモノでは無かろうか?

 しかし往時は女性のパンツなんて滅多に拝めるモノではなかった。突然の風のイタズラか、急角度の階段における上下のベストポジション、あるいは電車の車内での女性の油断でもなければ、男性の目に触れることなどまずあり得ない、と言って良い、それはそれは貴重なシロモノであったはずである。

 だからこそ、子ども心にさえもその神秘さは玄妙なまでの重みを感じさせ、スカートの中への冒険心・探求心は留まるところを知らず、当時の学友の中には「神の指を持つ男」と呼ばれるほどの業師さえ存在するほどであり、その学友はクラス中はおろか学年中の尊崇を一身に集めていたモノであった。

 それに対し、女子諸君はあろうことかあるまいことか、「ブルマ」なる不粋なモノをスカートの下に仕込むことで防衛を図る。それはわずか布一枚とは言え、我々男子の必死の努力を無に帰する憎むべき存在であった。苦労して苦労してやっとの事で覗き見たモノは濃紺の体操着のみ…ガックリである。しかもその上しばしば先生に密告されクラス全員の前で謝罪を強要されるという、非常に屈辱的な結果を招いたものである。…これは我が国では現在に至るまで禁止されている「おとり捜査」の手法そのままであり、糾弾されるべきは女子の側である、と思われるのだがどうであろうか? もっとも、現在のブルマの地位は急騰に急騰を見せ、一部ではパンツそのものよりも高い価値を見せている向きもあるようではあるが。

 それに引き替え、前述のローライズ・ジーンズの流行でも判るように、パンツの価値は下降の一途をたどっていることは明白である。一説によると「見せても良いパンツ」なるものまで巷間に出回っているらしく、今後ますます「パンツの価値」は地に落ちてゆくモノと予想される。

 どうせならパンツだけでなく、「オッパイの価値」や「お尻の価値」、ひいては「アソコの価値」までも暴落しないモノだろうか? できるだけ早くそういう日が来ることを、ワタクシは世の男性諸氏と共に、日々祈らずには居られないのである。

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志さま

目はロック・オン 撃墜するまで  3太郎
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