足の指の間が痒くなる心意気

2002年7月17日(水) コンチキチン」


コチラを開きながらお読みください


この日は毎年祇園祭の宵山である。

この日がたまたま誕生日の3太郎、もちろん「バー休(バースディ休暇)」をもぎ取って
もちろん制度としてこのような休暇があるわけではありません、念のため

わざわざ半休をとってくれたわんこを引き連れて台風一過の京都・烏丸へ。


地下の駅から地上に出るとそこはもう、祇園囃子で包まれた夏の京都。

コンチキチン、コンチキチン…

歩行者天国になった四条通はものすごい人出。

普段なら暑苦しくて、とてもじゃないが出歩く気にもならないが、

祇園囃子が涼しさを運んでくるようだ。


それにしても不思議なのは浴衣を着た女性は何故かくも美しく見えるのか?

日常であればそれほど気にはならないであろう見栄えであっても

浴衣さえ着ていれば、ついつい目がついて行ってしまう。

わんこは隣でふくれている。

しかたないよ、浴衣を着てこなかったキミの負けだ。

と思ってはいるモノの、決して口には出さない。

「わんこが浴衣を着るときっと周りの注目を浴びて…」などと歯の浮くような台詞を

目は別の浴衣ギャルを追いながら言ってみたりするのも、祭りっぽくて良いではないか。

日本各地の祭りのハネタあと、カップルがやたら出来たり、

中絶手術の件数が妙に増えたりするのも頷ける。


祇園祭はそもそも平安時代の貞観11年(869年)に、
厄よけ、疫病よけを八坂神社に祈願するため、町衆の祭りとして始まった。
幾たびかの戦乱を乗り越え形を変えながらも、
現在に至るまで町衆たちがその自治組織を単位に連綿と受け継いできた、
まさに京都の市民精神の具体化したものといえよう。


また32基を数える山や鉾、それぞれに見事な装飾で彩られ、
その装飾品の多くはシルクロードを経て伝えられた
ペルシャやヨーロッパ、インド、中国の中世期の緞通や
日本画の大家たちが競って描いた素晴らしい絵画であり、
重文に指定されているものも少なくない。


町衆たちは今でも町々の自治会単位で山あるいは鉾を守り、

そのそれぞれの囃子の調べやそれぞれの祭祀を、

幾多の芸術品とともに子孫へと受け継いでいる。

まさに京の町衆の心意気と雅さを感じずにいられない。


どうです?

一度は祇園祭にお越しになりませんか?

ただし、女性の方は必ず!浴衣を着て。

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片言隻句

祇園さん 浴衣美人と コンチキチン

鉾を見ないで 女見る
ラキさま

夏の初めの うなじの色香
まうまうさま

浴衣を脱がして カチンコチン
かあくんさま


夕立雨で しっぽりと  3太郎
下の句日々ハゲシク募集中です

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