足の指の間が痒くなる心意気
2002年7月16日(火) 「長蛇の列」
ふと「トマトたっぷりの冷製スパゲティ」が食いたくなった。 通勤の帰り道にはそのような粋なモノを出す店はない。 仕方なく自分で作ることを決意、スーパーに立ち寄る。 なんか、やたらおっちゃんが多いなぁ。 この辺の企業の単身赴任者やろか? あれやこれやと材料を買いそろえ、レジに並ぶ。 あいているレジブースは2つ。 ところが片方のレジの方がやたら混んでいる。 しかもおっさんばっかり並んでいる。 カゴの中身は見事に出来合いの総菜ばかり。 それにしても長い列だ。 「まった下手クソなバイトがレジ打ちやっとんとちゃうかぁ?」と見るともなしに見ると。 どうもそうではない。 なるほど… レジ打ちのおねぇちゃんがムチャクチャ美人なのだ。 …かたやもう一方のレジはまあ、なんというか十人並いや三人並のレジ係。 そちらにはおばちゃんばっかりが目立つ。 しかし、いくら美人だから、といってその列に並ぶと何か良いことあるというのか? お釣りを渡してくれるときに、ほんのわずか手が触れ合う程度じゃないか? まさか、カゴの中身をレジのおねぇちゃんが見て 「まあこんなステキなおじさまなのに、なんてかわいそうなお食事…わたくしが今夜は腕によりをかけて暖かい家庭の味をサービスして差し上げなくっちゃ☆ そしてその後はもっと濃厚なサービスを…キャッ☆」 …な〜んて馬鹿なことを期待してるんじゃないだろうな、まったく。 馬鹿馬鹿しい。 ええ年こいてナニを考えてるんだ? …しかし間近で見るとホンマに美人やなぁ。 我慢して並んだ甲斐があった。うんうん。 今日でまた一つ年をとったというのに…男というモノはいくつになっても同じなんだ、と。 |
片言隻句 美人さん 眺めるだけでも 得した気 つり銭足らぬが 差し引きはゼロ まうまうさま 手を握られりゃ お釣りはチップに 3太郎 |